イタリアのタイルで遊ぶインテリア(2ページ目)

タイルがつくりだす強烈な個性

クッキンッグ教室のダイニングルームのカラーは、グリーン、ブルー、ホワイト、ブラックで構成されています。壁面には、ブルーとグリーンが印象的な柄タイルを使った暖炉、その両脇に作られたのはホワイトの収納家具。その収納の内部や棚板はグリーンで統一されている。興味深いのは、引き出しの面材に飾られたグリーンの細いラインです。大理石の床は、大胆なホワイトとブラックの市松模様でより個性的な空間に導きます。

グリーンのストライプが美しさを奏でる

厨房の中は、グリーンとホワイトのボーダータイルで全体が埋め尽くされています。その細いストライプが作る空間はとってもモダン、冷たいステンレスのオリジナル厨房器具とあいまって、切れ味の良い空間になっています。もちろん天井もドアも枠材も鮮やかなグリーンで塗られています。カウンターもグリーンの大理石が使われています。

タイル空間がつくり出すモダンとクラシック

ホワイトとブラックの床に置かれたのは、大理石のテーブル。テーブルの脚に注目、クラシックの脚になっています。このテーブルと椅子は、イタリアの家具メーカGERVASONI（ジェルバゾーニ）のパオラ・ナヴォーネがデザインした「Gray」シリーズ、モダンなアルミニュームの椅子は「In Out23IN」です。

腰壁は、厨房と同じグリーンとホワイトのボーダータイルが貼られています。その下にある巾木は、床に合わせてホワイトとブラックのボーダータイルが廻されています。繊細な感性は、床のタイルはクラシック、壁のボーダータイルはモダン、収納家具とパターンのタイルはクラシック、テーブルと椅子はモダンとクラシックが入り交じった今主流のスタイルになっています。