絞りを直観的に設定できる新機能
LX7では新たな操作機能として、レンズ周りのリングを動かし、直感的に絞り値を設定ができるようになっています。マニュアル操作ができるレンズの絞りリングと同じで、露出優先モードで撮影するときに使いやすい部分です。LXシリーズの前機種までは、コマンドダイヤルでF値を指定してから変更しなければならなかったのが、リングを回すだけでF値を自由に変えられることは、操作する上で不要なストレスを持つことがなくなります。
LX7には絞り値を回して設定できるリングが搭載された。これにより直感的な設定がしやすくなった。
フォーカス設定はこれまでの全機種と同様に、レンズ横のスイッチで切り替えが可能。マクロ撮影をしたい時も、このフォーカススイッチを変えるだけで撮影ができるので、設定変更が扱いやすくシャッターチャンスに素早く対応ができます。
オートフォーカスの設定変更はレンズ横にあるスイッチで選択。
液晶モニターの画面表示でLX7には、水平の傾き具合を表す電子水準器が加えられました。これにより画面上で水平線を保ちやすくなり、風景写真などでは撮影がしやすくなります。水平線は合わせているつもりでも、どちらかに偏ることが案外多く、そのようなミスを防ぐ上でもこの機能は便利に使えます。
水平を取るのに便利な電子水準器を表示させたところ。これにより水平、あおりの確認がしやすくなる。
ズームレンズの領域は、光学レンズは広角24ミリから望遠90ミリの3.8倍。開放値は24ミリ時でF1.4、90ミリではF2.3に変動します。広角側が24ミリのワイドな画角なので、風景撮影にはもってこいのズーム域です。
最大ワイドの24ミリで撮影。24ミリの画角は広範囲を写すのに最適なサイズ。
光学レンズズームで最大望遠域の90ミリで撮影。
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