建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

大きな箱にシェアして住む[SHAREyaraicho](3ページ目)

東京都新宿区の住宅地に、7人が入居する「シェアハウス」が建っています。1階の作業場で住人が共同で使用する家具などを製作し、「住みこなし」を体験し実践する、今もっとも新しいコンセプトの集合住宅です。

執筆者:川畑 博哉

大空間のコモンリビングとコモンキッチン


写真をクリックすると次の写真に進みます
居間
1. コモンリビングの窓を全て開けたところ。
2. 造り付けのベンチと可動式の大テーブル。
3. 窓側からキッチンを見る。東側の個室の足元には70cmの隙間がある。ここも住人が共有するスペース。
4. キッチンのステンレスの天板は1辺が1.2mの正方形。天井から吊られたステンレス製の棚に調理道具が吊るされている。


3階はコモンリビングとコモンキッチンのある広間で、天井高が3mもあります。北側の窓は先ほどの個室と同じデザインですが、こちらは全ての窓が開くようになっています。窓の手前には、隈太一さん(OK TOY)がデザインした造り付けのベンチと可動式のローテーブルが横たわっています。
南側はシンクの付いたアイランドタイプのカウンターのあるコモンキッチンで、壁の棚と一体となって「見せるキッチン」になっています。東側には壁が斜めに横切っていて、その中が約6帖の2つの個室になっています。

◆建築データと建築家プロフィール


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