独自の構造と南部鉄器の羽釜で炊き上げる極上のおいしさ
独自の構造「羽釜ヒーター」と「空気清浄機断熱層」で高火力で包み込みます※画像:メーカーサイトより
まずは加熱の特徴から。内釜に採用されている鉄は、IHとの相性も良く蓄熱性が高いため、高火力を釜内に閉じ込めることができます。さらに、釜の羽部分に接するリング状の羽釜ヒーターが側面からしっかり熱を伝えています。そして、この羽釜ヒーターが釜の羽根と接することで、釜の下半分に「空気断熱層」ができ熱が逃げるのを防ぐため、釜内の高火力を維持することに一役買います。これらの構造が、かまどのような高火力を実現しているのです。
広くて浅い独自の釜形状がおいしさの鍵を握ります※画像:メーカーサイトより
独特の釜形状もおいしいご飯を炊くための重要なポイント。高火力で包み込むことで激しい熱対流を起こしてムラなく炊き上げるのが特徴です。米はムラを抑えることで、α化が促進されるとのこと。この浅い釜形状なら、確かにまんべんなく火が通ると納得。実際に、炊いてみると、釜の上側も下側、米がふっくらとムラなく膨らんでいることが、ハッキリ確認できました。このように、高火力釜と釜の相乗効果で、大粒でハリのあるごはんが炊けるのです!
高級感と手入れのしやすさを考慮したデザインへ
ふたに地模様がつき、落着きと高級感に加え、指跡が付き難くなり扱いやすくなりました
ふたのデザインも一新され、地模様のあるデザインに変更。高級感が醸し出されて落ち着いた雰囲気になっています。また、地模様がついたことで、指の跡が残りにくくなったのもうれしいポイント。昨年のような、光沢のあるツヤ仕上げも確かにキレイなのですが、料理中に炊飯器を触ると、どうしても指の跡が残ってしまい、毎日拭くのが日課になっていました。新モデルなら、少しは楽ができそうですね。
高額だけど高額ならではのおいしさが味わえる一台
家電量販店の実勢価格(2012年9月時点)は10万円強と、炊飯器としては、ちょっとためらう価格なのは事実ですが、価格に見合った完成度の高さはあると、ガイドは感じます。特に、もちもちしたご飯が好きな人には、たまらなく美味しいはず。きっと毎日、自宅でご飯が食べたくなりますよ!