借金の返済・債務整理/これがキホン!お金を返す大事な話

貯金と借金返済、どっちを先にするのがお得?(2ページ目)

借金がたくさんあるのに、貯金できるようになりたいと思っている方は多いものです。二度と借金はしたくない、そのためにも貯金できるようになりたいという方が多いのですが、どうすると貯金できるようになれるのでしょうか。また、借金を返済することと貯金を始めること、どちらを先にするといいのでしょうか。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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返すと貯める、金利の違いにも注目しよう

金利的にも、家計の負担的にも、借金は早く返すことがオススメです。

金利的にも、家計の負担的にも、借金は早く返すことがオススメです。

借金と貯金、どちらの金利が高いでしょうか?すぐにわかりますね。
借金の金利が15%くらいなのに対し、貯金(普通預金)は0.05%くらいでしょうか。貯めて得る利息よりも、借金返済で支払う金利のほうが大きいのです。
ですから私はできるだけ借金を早く返済することを勧めています。もちろん貯金したい気持ちは十分理解しているし、早貯金してほしいとも思いますが、貯金に力を注ぐ余力があれば、返済をがんばって、利息の支払いを節約してほしいのです。そのほうが明らかにお得といえますね。
でも、だからといってまったく貯金を考えず、返済のみに集中しろ、というのではなく、少しずつ蓄えていくことは賛成です。不意な出費に対応できなければ、再び借金しなくていけない状況を作ってしまいますから。

借金の返済が容易ではない、または収入だけでは返せない

毎月の収入で返済することが困難、または明らかに複数会社から借入と返済を繰り返して借金返済をしのいでいるという方には、借金整理のために法律家に相談することを進めたりもします。よくない状況を続け、改善する良策も見つからないままでいるのであれば、最悪の状態になるまで待つよりも、早い段階で借金について手立てを考えるほうがキズが浅いのです。
こうして、自分の状況と向き合っていけるようになると、家計の癖、お金の使い方も修正していくことができます。逆にいうと、こういう借金などに向き合えていなければ、お金の使い方を改善していくことは困難なことといえます。

借金整理ときくと言葉のイメージは悪いのですが、怖いことも、不利なこともほとんどありません。今までに借金整理された方の多くは、受けた不利益よりも、借金に向き合って改善したことで得る生活の安定感や満足感から、非常によい表情となり、明るい雰囲気にかわっています。目の輝きも変わってくるのです。

結論的に、貯金より借金返済を優先して

これらのことから、貯金と借金返済どちらを先にするといいですか、同時でもいいですか、という方にはまず「借金返済をしてください」というでしょう。繰り返しますが、まったく貯金をしなくていいというわけではありません。不意の出費の際に借金しなくて済むような貯金は持つべきです。ですが、金利負担などを考えると、借金はできるだけしない、または早く返すのが節約のひとつになるのです。

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