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巨岩壁に刻まれた熊野磨崖仏(大分)

大分の史跡重要文化財「熊野磨崖仏」。鬼が一夜にして積んだという伝説が残されているほど、段差がありかなりの急勾配の石段を上りきると、巨岩壁に刻まれた磨崖仏が出現します。国東半島で息づく信仰の深さに感動すら覚える名所です。

投稿記事

信仰の深さを感じる断崖の磨崖仏、熊野磨崖仏 (大分)

 

 

大分に来たときには是非立ち寄っていただきたいのが、史跡重要文化財にも指定されている熊野磨崖仏です。

大分県豊後高田市の田原山山麓にある今熊野山胎蔵寺の脇から急な山道を進むと、乱積みの石段が現れます。この石段は鬼が一夜にして積んだという伝説が残されているほど、段差があってかなりの急勾配。ふうふう言いながらも石段を上りきると、巨岩壁に刻まれた磨崖仏が出現。一体は不動明王像です。見上げるほどに大きなお不動産は、通常憤怒の形相と言われるものの穏やかな表情に見えます。もう一体は大日如来像の方がややハッキリと刻まれており、こちらもたおやかな表情。

こんな断崖をどうやって刻んだんだろうと、作られた当時に思いを馳せるとともに国東半島で息づく信仰の深さに感動すら覚えます。かなり足場が悪いので、入り口で貸し出してもらえる杖を借りておくと重宝するでしょう。

熊野磨崖仏管理委員会
住所:大分県豊後高田市田染平野
TEL:0978-26-2070
地図:Yahoo!地図情報

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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