ドイツ兵収用所だった徳島の「ドイツ村公園」
第一次世界大戦で敗れたドイツの兵士約1000人が、数年にわたり過ごした収容所。その跡地につくられた公園が、「ドイツ村公園」です。捕虜となったドイツ兵たちと地元住民たちとの間には交流が生まれ、いつしかドイツ文化も広まるようになりました。その後、鳴門市はドイツのリューネブルク市と姉妹都市盟約を締結し、その流れでドイツ村公園の建設が始められたのだとか。収容所の基礎に使われていたレンガ積みなど、当時の面影を至るところで見ることができます。また、ドイツ館では、当時のドイツ兵の遺品や写真などを通じて、ドイツ兵の生活の様子を知ることもできます。
本当にドイツにいるかのような雰囲気に包まれながら、平和の喜びをかみしめることができる観光スポットです。観光を通じて、子供たちと戦争について話し合う、良い機会になるかもしれません。
所在地:徳島県鳴門市大麻町桧字東山田55-2
電話:088-684-1157 (鳴門市商工観光課)
アクセス:JR板東駅から車で約10分、もしくは、高松道板野ICから県道12号経由で約5分
地図:Yahoo!地図情報