直筆原稿、遺品が数多く残る島根の「小泉八雲記念館」
「小泉八雲記念館」は、島根県の県都松江市にある、明治時代にジャーナリストとして来日し、そのまま日本に住み着いて東京で生涯を終えた、ギリシャ生まれのアイルランド人文学者、小泉八雲の記念館です。小泉八雲の帰化する前の名前は、ラフカディオ・ハーン。40歳の時にアメリカの特派記者として日本にやって来ました。松江には1890年8月から約1年3ヶ月、島根県尋常中学校の英語教師として過ごしました。妻になる小泉セツとは松江で知り合い、かぜをひいて寝込んでいた時に献身的に看病してくれたのが結ばれた縁だといいます。生涯を通じて、出雲の文化には特に共感を抱いていたとされます。
八雲は、日本文化を欧米に紹介した多くの著作、日本の民話や霊的世界に題材を取った小説などの作品を残しましたが、記念館には直筆原稿、初版本、遺品など二百数十点が展示されています。映像で八雲の代表作である怪談「耳なし芳一」も鑑賞できます。八雲が当時借りていた「小泉八雲旧宅」はすぐ隣の武家屋敷で、当時のまま保存されていて、これも必見です。
住所:松江市奥谷町322
電話:0852-21-2147
開館時間: 4月~9月 8:30 ~ 18:30(受付終了 18:10)
10月~3月 8:30 ~ 17:00(受付終了 16:40)
休館日:年中無休
入館料:大人 300円(240円)
小人(小・中学生) 150円(120円)
外国の方 150円 【小人 80円】
( )内は団体料金 ※20名以上
アクセス:
JR松江駅より、ぐるっと松江レイクラインバスで小泉八雲記念館前下車
地図:Yahoo!地図情報