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日本版モアイ!? 願いを叶えてくれる「万治の石仏」

高さ約2mの自然石の上に、ちょこんと載った頭。どことなくイースター島のモアイを思わせる、ユーモラスな姿。「万治の石仏」は、願いを叶えてくれる石仏さまとして人気のパワースポットです。

投稿記事

ご利益があるユーモラスな石像 「万治の石仏」

 

 

高さ約2mの自然石の上に、ちょこんと載った頭。どことなくイースター島のモアイを思わせる、ユーモラスな姿ですよね。名前は「万治の石仏」。"まんじのせきぶつ"と読みます。

芸術家の岡本太郎氏などが絶賛したことから全国的に有名になり、最近では、願いを叶えてくれる石仏さまとして人気のパワースポットだとか。観光協会などが提唱する正式な参拝方法もあります。

「万治の石仏」参拝方法

1. まずは石仏の正面で一礼。その後「よろずおさまりますように」と心の中で念じながら合掌

2. 心の中で願い事を念じながら、石仏の周りを時計回りに3周

3. 正面に戻って「よろずおさめました」と唱えて一礼する

「万治の石仏」の伝説

ところでこの万治の石仏、一体どうして造られたのでしょうか?

伝説では、万治の石仏は本来、諏訪大社下社春宮の大鳥居になるはずの巨石だったとか。大鳥居にするため、石工がノミを振るったところ、巨石から血が流れ出したため、石工は驚いてその巨石に阿弥陀如来を祀ったそうです。

その胴の部分に万治3年(1660年)と刻まれていたので、「万治の石仏」と名付けられたそうです。

ただこれはあくまでも伝承であり、下諏訪商工会議所のHP「信州しもすわ」を見ると、「平成十四年に石仏は供養墓であると認識されました」という記載が。

どちらにしてもイースター島のモアイとは関係ないようですが、作家の新田次郎氏は、小説家ならではの想像力を駆使して、万次の石仏=イースター島起源、という設定で小説を書いています。

個人的には、これがもし本当だったら面白いなあ、と。とにかくちょっと不思議で、見ているだけで癒される石仏さまです。

諏訪大社下社春宮から歩いていけるので、ぜひ参拝してください。それから、下諏訪観光案内所で売っている「万治の石仏土鈴」も愛らしくて要チェックです!

■万治の石仏
住所:長野県下諏訪町東山田字石仏
アクセス:JR下諏訪駅から北へ約1.5km(諏訪大社下社春宮の西側)
URL(下諏訪観光協会HP):http://shimosuwaonsen.jp/
URL(下諏訪商工会議所HP):http://www.manji-sekibutsu.com/sitemap.html

※データは記事公開時点の情報です
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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