驚愕のラスト! 『2001年宇宙の旅』
■あらすじ人間がまだお猿さんで人類の夜明けといっていい頃。
そんな彼らの前に、後に「モノリス」と呼ばれるようになる黒い物体が出現した。
彼らはモノリスに触発されて、道具を発明し人類への最初のステップを踏み出した。
それから時が流れて21世紀、人類は科学者チームが月に定住するまでに進化していた。
ある日彼らは、月から巨大な黒い物体を発掘する。
明らかに人類が埋めたものではなかった。
縦横高さの比率が1:4:9(1:2:3の2乗)コンマ6以下まで精確だった。
原子爆弾にもレーザー光線にもビクともしなかった。
科学者チームはその物体をモノリスと命名した。そして、木星に向けて謎の電波を発信し続けていた。
H・フロイド博士をヘッドとする木星探査チームが極秘裏に結成された。
ディスカバリー号と名付けられた巨大宇宙船が建造された。
乗員はD・ボーマン船長とF・プール副船長、3人の科学者チーム。
科学者チームは現地調査が任務なので、人工冬眠で木星まで眠っていることになる。
ディスカバリー号を管理するのは彼ら2名と、天才技師チャンドラ博士が造った大型コンピュータHAL9000、通称ハル。
ハルがディスカバリー号を事実上管理しているので、ボーマンとプールの通常
任務はそれほど激務ではない。ハルとボーマンがチェスで遊んだりする。
しかしそのハルに異常が生じ、やがてそれが昂じてプールと科学者を殺害し、ボーマンを船外に追放てしまう。
苦心惨憺してボーマンは船内に戻り、ハルの回路を切断することに成功する。
ところがそこで、自分の本来の驚愕の任務を知る事になる。
木星の近くで巨大なモノリスを発見したボーマンは、ディスカバリー号を離れ、小型船で探索を始めたのだが……。
MY GOD ,IT'S FULL OF STARS(すごい!降るような星だ)
この言葉を残してボーマンは消息を絶つ。
そして驚愕のラストを迎える。
(続編「2010」も考慮してあらすじを書きました。ご了承ください)
■おすすめの理由
SF界の巨匠A・クラークと映画界の鬼才S・キューブリックが築いたSF映画の金字塔。
クラーク自身脚色に参加してます。彼の作品「前哨」が基になってます。