映画/最後まで結末がわからない映画

最後の最後のカットにやられた! 「インセプション」

レオナルド・ディカプリオと渡辺謙が出演した「インセプション」。構想10年のよく練られた話です。SFっぽさがあり、少し難しい世界観ですので、状況の把握をまともにやろうとすると結構頭を使います。ハラハラドキドキの展開ですが、ラストシーン、最後の最後のカットで「やられた!」と思わされます。

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何が現実で、何が夢なのか……

私は何も考えずに映画を観ているので、
どんな作品も最後には「うおおお、そう来たかぁぁ」とか思ってしまうのですが。

■作品名
『インセプション』/2010年/クリストファー・ノーラン

■あらすじ
人の夢(潜在意識)に潜り込み、アイディアを盗み取る企業スパイのドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)。彼に、巨大な権力を持つ大企業のトップであるサイトー(渡辺謙)が依頼をする。内容は、ライバル会社を潰すべく、その社長の息子ロバートに自ら会社を潰すようなアイディアを“植えつける”というもの。

コブはあまりに危険な任務に一度は断る。
しかし、彼は妻であるモルの殺害容疑をかけられており、ずっと子供から引き離されているため、サイトーのその強大な権力で犯罪歴を抹消することを条件とし、仕事を引き受けた。

昔からの相棒であるアーサー、夢の世界を形作るアリアドネ、他人になりすましてターゲットを誘導するイームス、夢の世界を安定させるべく鎮静剤を作るユスフ、そしてサイトーの6人で、ロバートの夢の中へ潜入。

しかしロバート側も、企業スパイ対策のために訓練を受けており、ロバートの記憶を守ろうとする兵士たちにコブ達は苦戦を余儀なくされる。
ロバートにアイディアを植えつけるため、そして目の前の危険から逃れるため、さらに夢の深層へと侵入していくコブたち。それでもなおロバートの護衛部隊の追撃の手は止まない。

同時に、深く潜るにつれて、コブの罪悪感から生み出されたモルまでもが妨害を始める。
何が現実で、何が夢なのか、あらゆることが曖昧になっていく中、タイムリミットは迫り来る……。

■おすすめの理由

構想10年。よく練られた話だと思います。
SFっぽさがあり、少し難しい世界観ですので、状況の把握をまともにやろうとすると結構頭を使います。
でもまぁ、映画なのであまり考えなくても十分楽しめます。
まずは何も考えずに、分からない部分は考えるのを放棄して、観進めていきましょう。
ハラハラドキドキの展開ですが、ラストシーン、というか最後の最後のカットで「やられた!」と思わされます。

人によっては「……ん?」という感想になるかもしれません。
でも、2回観れば、「やられた!」になりますよ。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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