「大手町」直通7分、好アクセスが魅力の立地
「木場」はその名の通り、江戸初期から江戸の街の普請(建築)のため、各地から集められた木材を貯め置いた場所であったことに由来している。隅田川の河口に位置し、都心部にも近いという地の利を生かしてのことだろう。その後多くの歳月を経て江戸から東京へ移り変わる中で、東京における「木場」のポジショニングも大きな変化を遂げた。都心に近い住宅地としての「木場」への変貌である。現代の東京という大都会において「木場」の街は、東京メトロ東西線を抜きにしては語れない。まず第一に東西線は東京を横断する地下鉄であり、その中心が「大手町」であるということが挙げられる。東京は日本の経済発展に伴ってどんどん都市機能を拡大、新宿をはじめとして品川・渋谷・池袋など“副都心”を名乗るビッグシティも多い。しかしそれでも「大手町」駅と「東京」駅を中心とする大手町・丸の内がいろいろな意味で日本の中心であることに異論は無いだろう。だからこそ「大手町」にダイレクトにアクセスできる路線の人気が高いのだ。それともうひとつ。東西線はいずれかの駅で都内を縦横に走る“すべての地下鉄(東京メトロ副都心線を除く)と接続”している。もちろんJR山手線・中央線とも接続、様々な方面へのアクセスに非常に便利な路線なのである。
また「木場」の“地の利”の良さも忘れてはならない。東西線によって「大手町」まで直通の4駅7分。混雑する通勤電車に長時間乗るのはなかなか耐えがたいが、7分であれば我慢というレベルでもないだろう。それに「木場」は快速列車もすべて停車する都心区間であり、さらに東西線の終電は「木場」のひとつ先の「東陽町」止まりなのもメリットのひとつと言えよう。
都心のショッピングセンターを間近(徒歩2分)に
2000年代に入って、“地の利”が良い「木場」の街をさらに大きく変える存在が出現した。「深川ギャザリア」である。ショッピングセンターとしては、「イトーヨーカドー木場店」を核に14店舗のレストラン街、シネコン・フィットネスクラブなどが揃う。またオフィス棟には内科などの診療を行うクリニックや歯科医院、もちろんコンビニや金融機関もある。文字通りこの「深川ギャザリア」に来れば、ワンストップで大抵のことが済んでしまう便利な施設と言える。特に休日には、都心にあるショッピングセンターらしく「木場」駅から続々と人の流れができているという。東西線沿線住民の生活利便を一手に引き受けていると言っても良いほどの盛況ぶりなのだ。そんな施設が「木場レジデンス」からは徒歩2分と“間近”と言って良い距離。これは大きく評価できるポイントだろう。「木場」の魅力は利便性だけではない。何と言っても大きいのは「木場公園」を筆頭とした緑の環境が充実していることだ。「木場レジデンス」とは駅をはさんで反対側に広がる「木場公園」は徒歩9分の距離。24万m2という広さはもちろん、美術館やバーベキュー広場などの各種施設もあり、休日の憩いの場としてはもってこいだろう。また、縦横に流れる川沿いに設けられた親水公園や緑道公園などもあちこちにあり、とにかく周辺を歩いていると清々しい気分になれる街なのだ。
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