タイ/タイのお土産・ショッピング

タイのVAT(付加価値税)払い戻し手続き(2ページ目)

「タイでのお買い物が大好き!」という方に知っておいていただきたい税金払い戻しの制度があります。それは、タイ国内で販売・提供される物品・サービスにかけられている「VAT(付加価値税)」。書類の記入などの手間もかかるため、ほとんどの人があきらめているのが現状ですが、5000バーツ以上の高額の買い物をした場合などには是非申請してみましょう。

執筆者:清水 千佳

手続き方法

VATundefined申請書類

書類はタイ語ではなく英語で記載されているのでご安心を

■買い物をした店舗で行うこと
2,000バーツ以上購入した店でその日の内に、パスポートとレシートを提示し「VAT払い戻し申請書」と「税金請求書」を受け取ります。帰国日までに、必要事項を記入しておきましょう。

■チェックイン前に行うこと
VATundefinedオフィス

申請しに来ていた旅行者は多かったが3分も待つことなくスタンプをもらえた

「VAT REFUND FOR TOURISTS」マークのついているところに税関(Custom Inspection for VAT REFUND)があります。税関のカウンターで店で受け取り記入した書類(「VAT払戻し申請書」と「税金請求書」)と購入品、パスポートを提示し、税関の職員にスタンプを押してもらいます。このとき書類と購入品はすぐに出せるよう、手持ちバッグの中に入れておきましょう。

 

■チェックイン後に行うこと
VATundefined還付金undefined受け取り

申請者が多かったわりに還付金の受け取りカウンターが閑散としていて全く待つことなく手続き完了

出国手続きを済ませた後、ゲートに行く途中、払い戻しカウンター(VAT Refund Office Revenue Dept.)があるのでスタンプを押してもらった書類とパスポート持っていき還付金を受け取ります。

通常、空港は出発の2時間ほど前を目安にといわれますが、VAT払い戻し申請を行う人は余裕をみて2時間半くらい前に到着しておいたほうが確実でしょう。


 

還付金の受け取り方法

かなり高額(2012年9月のレートで約107万円以上)の買い物をしない限り、払い戻しカウンターですぐに還付金を受け取ることができます。受け取り方法はタイバーツの現金、銀行小切手、クレジットカード口座への振込みで選べますが、振込手数料などがかかってしまうので、手数料100バーツしかかからない現金での受け取りが無難です。万が一還付金が30000バーツをを超えた場合は、現金は選べません。

ちなみに10000バーツの買い物をした場合、7%のVAT700バーツに手数料100バーツが引かれた金額600バーツが還付される計算になります。空港での待ち時間でのビール代、マッサージ代くらいにはなりますよ。

還付金の振込がない場合の問い合わせ先

銀行小切手又はクレジットカード口座への振込みでの払戻しがなされない場合は、VAT Refund for Tourists Officeへ連絡してください。

<DATA>
■VAT Refund for Tourists Office(タイ語・英語・日本語)
TEL:02-272-9387, 02-272-8195
FAX:02-617-3559
受付時間:8:30~16:30
E-mail:vrefund@pasi.rd.go.th(英語)

文章にしてみると面倒そうに見える手続きですが、実際に行なってみると書類を書いて、空港でスタンプをもらい、カウンターに言って還付金を受け取るだけなので意外と時間も手間もかからずすんなり行うことができました。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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