恋愛感情とは違う、家族を創るという結婚観
もう夏も終わってしまいますが、皆さまにとっての今年の夏は充実した日々を過ごせましたか?先日の「24時間テレビ」での佐々木健介&北斗晶一家が挑戦した家族リレーマラソンでは、多くの人がシンプルに「家族の絆」の強さや素晴らしさにいろいろ感じたのではないでしょうか。実際にパートナーシップモデルとして女性から見ても、あんな仲良しファミリー、夫婦の関係に憧れる人も多いのではないでしょうか。もう一度、家族の大切さを感じながら結婚と向き合ってみませんか・・・
ボクが主催する「恋愛ライフデザインセミナー」に昨年春に参加してくれた女性から、「結婚が決まりました!」という、とっても嬉しい報告が届きました。しかも彼女は国際結婚カップルなのですが、そんなグローバル婚というキーワードでも皆さんに伝えたいこともあるのですが、今回はそんな簡単なハッピーストーリーではありません。
毎回、嬉しさが記されたご報告のメールは、もちろん誰からもらっても本当に自分のことのように嬉しく、感激するものですが、今回はその中でも誰にとっても現実として起こりうる、世界で一番大切な存在ともいえる最愛の母親との離別、そして恋愛とは違う家族としてのパートナーシップのあり方など「家族」をテーマに一緒に考えていきたいと思います。
今回のモデルである彼女は、セミナーに出た後、とても自分の未来が幸せになっていくという感覚を持って喜びに満ち溢れたそうです。しかし、その直後にビックリする位に運命が動き始めました。ただ彼女の場合、最初に動いたのは実にネガティブな一面であり、待ち受けていたのは辛い現実だったそうです。
あなたは最愛の母親との別れを受け入れられますか?
多くの人は、やはり最愛の親には育ててくれた感謝の気持ちを込めて、自分の結婚した晴れ姿を見せたいという思いがきっと強いはずです。でも、時に現実は容赦なく残酷に襲ってきます。そう、彼女の場合、自分の幸せな未来を信じようと思った直後に、最愛の母にガンが発覚したのが見つかったのです。それに伴い、彼女自身も仕事を退職、引っ越し、さらには母につきっきりの看病が始まります。実はボク自身も5年前に父をガンで亡くしました。その時のことを昨日のように覚えているので、彼女の気持ちが多少なりともわかります。もちろん、ここでは幸せな結婚観などについて書くべきですが、現実の結婚観にも関係してくるので、少しだけ皆さんも自分が直面したらどうなるのかイメージしてみて下さい。
まず、実際に親だったり、本当に大切な家族が生死をさまよう病気になると、今までの生活がガラリと一変します。今までは当たり前のように自分が働いたり、遊んだり、好きなように自分で決めることが出来たのに、そんなことすらもままならなくなるのです。特にガンなどの場合にビックリするのは、発覚直後は普通に会話が出来てたのに、1か月後や最初の手術後を境に一気に副作用の影響もあってか、急激な体力の衰えや、別人のように会話もままならなくなってしまうものなのです。
当たり前ですが、そのようなことが続くことで、次第に体力的にも、精神的なストレスの両面から次第に心身が疲れてきます。僕もそうでしたが、彼女もその時には自分にはこれから明るい未来が待ってると見えづらくなったりしたのではないかと思います。
>続いて、恋愛とは違う本当の結婚観に導かれていく時とは?