久野浩司の恋愛コラム/久野 浩司の恋愛情報

恋人でなく、家族としてパートナーの大切さを知る(2ページ目)

多くの女性は親に自分の結婚の晴れ姿を、ぜひ見てもらいたいと願っていることでしょう。もし、あなたがその夢をちょっとした時間差で叶えることができなかったら・・・?誰にでも起こる、自分の結婚と親の最期、そして恋人でなく、家族としての結婚観について考えてみましょう。

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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家族がいることの大切さを身を持って知る・・・

個人的な体験談ですが、ボクの場合、その時期に本当に結婚していて良かったと心から思いました。わが家は10歳の時に親が離婚していたために実質の長男であるボクが面倒見るカタチで週末は必ず病院に行っていました。本当の末期時には、仕事中であっても容赦なく、病院から今すぐに来て下さいという連絡が入ったりするので、なかなか仕事にも集中できなかったものです。

その時にやはりパートナーがいたことで、精神的な負担がかかる時期をひとりで抱えずに常に気持ちを共有したり、実際に面倒をみて助けてもらったり・・・と本当に妻がいたことで頑張れてたと確信しています。当時を振り返ると、妻に心から感謝していますし、その恩義は忘れることはなく、信頼と絆が強固になりました。だから当時の彼女が、突然の出来事に精神的な大変さも含めて本当に苦しい時が多々あったのではと想像するのです。

今回のモデルの彼女は、お母さんのガンが見つかった時に、急いで結婚しなければと思ったそうです。やはり親を安心させたい気持ちと、自分の気持ちの安定を図りたかったからだと思います。
なので、その時は、とにかく目の前に現れた人と付きあってみたりもしたそうですが、当たり前ですが、そんな行き当たり的な出会いから結婚に結びついていくはずがありません。その時に彼女が学んだ大きな部分は、やはり彼女にとって本当に必要な存在は恋愛感情を満たしてくれる恋人の存在ではなく、家族として一生を高めあうパートナーの存在が必要であると強く感じたそうです。

仕事を辞めて母の看病をしたことで、親戚の家族と触れたことをきっかけに、改めて「家族」という存在が、どれだけ大切であるのかを体感できたそうです。だからこそ、今のフィアンセと出会った直後には、「私は恋人ではなく、心から信頼できるパートナー、家族が欲しい」と素直に自分から伝えることができたそうです。


なぜか執着すればするほど遠のいてしまうのが結婚?!

結婚相手をやっきになって探している時には、不思議なもので「結婚」がまったく近づいてきてくれません。そこで無理矢理に結婚までたどり着かせても、その後が長続きせずに、また振り出しに戻ってしまうカップルのケースも多々あります。

彼女の場合、最愛の母親の最期を見届けるという現実と向き合うことで、一度、自分自身の結婚への意識がリセットされ、より長く、これからの人生に支えあう理想のパートナー像が確立されたことで、本当のパートナーと出会う転機へと導かれたのではないかと思われます。

いつも言っていますが、人生なんて「ある瞬間を境」にアッという間にあなたの世界を変えてしまいます。彼女も母親の看病で大変だった時期は、きっと目の前の現実と向き合うことが精一杯で、この後にすぐに最愛のパートナーと出会い、自分の人生が大きく変っていくなんてなかなか想像ができなかったと思います。

だから今、素敵な出会いがなくても不安に思う心配は要りません。最愛のパートナーとの出会いも予期せぬところから、あなたのすべての準備が出来た時点でビックリするようなタイミングで運命のパートナーを引き寄せます。だからこそ、今のあなたがするべきことは自分の結婚観をしっかりと整理してあげて、「何のために自分が結婚したいのか・・・」と真剣に向き合うのです。

次回は「運命が変わる瞬間」をテーマに書いてみたいと思いますのでお楽しみに!

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