通過するだけでは、もったいない!
瀬戸大橋は、1988年の開通以来、不動の人気を誇っているドライブルート。日本で最初に国立公園に指定された、風光明媚な瀬戸内海を、日本の橋梁技術の粋を集めた橋で渡る爽快感は、決して他では味わえないドライブの楽しみです。
この瀬戸大橋のように、本州と四国を結ぶルートが、実は3本あることをご存知でしょうか。
私も以前はそうだったのですが、特に瀬戸内があまり身近ではないエリアでは、本州と四国を結ぶルートを「瀬戸大橋」と総称する傾向があるようです。
正しくは、瀬戸大橋は3本ある本四連絡ルートのまん中、瀬戸中央自動車道の通称なのです。本四連絡ルートは、東(つまり大阪寄り)から、神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の3つです。
いま、ドライブでおススメなのは最もローカルで、美しい島々をクルマでアイランドホッピングできてしまう、西瀬戸自動車道(以下、しまなみ海道と表記)です。
しまなみ海道は美味しい
広島県尾道市と愛媛県今治市を、8つの島と9つの橋で結んでいるしまなみ海道は、各島にICが設けられているのが特徴。通過するだけでは、もったいないルートです。たとえば大三島。ここには国宝・重文指定を受けた武具類の8割を所蔵し、国宝館にて公開している大山祇(おおやまずみ)神社があります。
1200円の全部のせ丼は至福の一杯。所狭しとカウンターに並べられた惣菜も圧巻です。50種以上あるなかで、たこ天(450円)、メバルの煮付け(780円)、カレイの唐揚げ(480円)が人気スリートップとのことでした。
そして伯方島に降りれば、海水浴のできる道の駅 伯方S・Cパークがあります。
300台分の駐車場の傍らに、200mのビーチ二つが連なる海水浴場が。シャワー、更衣室、トイレも完備されていて、伯方・大島大橋を眺めながら瀬戸内海を泳げます。お腹が空いたら道の駅内の食堂で、名物の焼豚玉子飯(700円)が待っています。