満期日の為替レートを予約できる

為替レートの動きは予測が難しいもの。外貨預金をしていると「これ以上円高になるのは困るな」、「いまは円安だけど、満期のころはどうなるか分からない」といった悩みに直面することがあります。

そんなときに役立つのが「為替予約」です。サービスの有無や条件は金融機関によって異なりますが、東京三菱UFJ銀行みずほ銀行三井住友銀行ソニー銀行などでは、外貨定期預金を預けている期間中、満期日に適用される為替レートを予約することが可能です。ただし、「予約できる」といっても、好きなレートを自由に選べるわけではありません。日々の取引を基準に、金融機関が提示する為替予約のためのレートがあり、そのレートに納得すれば予約ができるというものです。

為替予約で注意したいのは、予約をした時点より満期日の方が円安や円安になっていたとしてもあくまで予約時のレートが適用されるため、結果的に為替差益が小さくなったり、為替差損が大きくなることもある、という点です。


<為替予約のイメージ>

2012年8月10日時点

2012年8月10日時点


満期日の為替レートを予想することで金利アップ

外貨預金の為替予約と似ている商品に「(為替)特約付外貨定期預金」があります。「仕組預金」や「二重通貨建て預金」と呼ばれることもあります。

(為替)特約付外貨定期預金は、預けるときに定めた条件をもとに、円で満期を迎える場合と外貨で満期を迎える場合の2種類の可能性を持たせた特殊な預金。こちらも金融機関ごとに条件が異なりますが、通常の外貨定期預金よりも高い金利が適用されることが多く、預け入れるときに基準となる為替レートを選んでおいて、判断日に選んだレートよりも円安なら元本と利息を円で受取ることができるというものです。反対に円高になっていたら、利息は円(または外貨)、元本は外貨で受け取ることになります。

為替レートが予想の範囲内におさまれば、通常の外貨預金よりも高い金利を得ることができる反面、予想よりも円高や円安が進むと、為替差益を得るチャンスを失ったり、為替差損を被ったりする可能性があります。

(為替)特約付外貨定期預金は、商品の仕組みの難しさもさることながら、あらかじめ「○カ月後には○○円より円高にはならないだろうし、□□円より円安にもならないだろう」という予測を立てることになるので、外貨投資の初心者よりも中・上級者向きの商品といえそうです。

<(為替)特約付外貨定期預金の例>
2012年8月10日時点

2012年8月10日時点



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