ゼロ金利解除から7カ月、ついに日銀は追加利上げに踏み切りました。今後も金利が上がって行くとしたら、外貨投資にはどんな影響が生じるのでしょうか?

利上げについておさらい

金融政策の決定は一国の経済をも左右する重要なもの。その行方を多くの人が注視している。
2007年2月21日の金融政策決定会合で、0.25%の追加利上げが決定しました。これによって、日本の政策金利は約8年ぶりに0.5%となりました。

そもそも金利を意図的に上げたり下げたりするのは、物価を安定させ持続的な経済成長を実現させるための金融政策の1つ。この金融政策は、 日本銀行政策委員会が開く金融政策決定会合で決定されます。

海外でも事情は同じで、例えばアメリカでは「連邦公開市場委員会(FOMC)」が、ヨーロッパでは「ECB政策理事会」がそれぞれの国や地域の経済・金融情勢を見極めながら金融政策を決定しています。ですから国や地域が異なれば必然的に金利の水準も異なることになります。

【INDEX】
■ ゼロ金利解除で為替レートはどうなる!?(AllAbout外貨投資)
■ 金融政策決定会合とは何ですか?
■ FRB(連邦準備<制度>理事会)とは何ですか?
■ ECB(欧州中央銀行)とは何ですか?

金利と為替レートの関係は?

為替レートを動かす要因は様々ですが、金利は為替レートを動かす重要な要素の1つです。

例えば日本とアメリカとの金利差が大きければ大きいほど米ドルを買いたい人が増え、結果として円安ドル高を招きやすくなります。反対に日本の金利が上がったり、アメリカの金利が下がったりして金利差がどんどん小さくなると、今度は日本円を買い戻す動きが起って、円高ドル安に振れやすくなると考えられます。

今後どんどん日本の金利が上がった場合には、外国との金利差が小さくなり為替レートが円高に傾く可能性も否定できません。外貨投資は為替レートの変化によって損益状況が大きく変化することもあり、その動向には注意を払う必要があります。

円高に強い外貨投資もある!

円高局面での攻めと守り。その両面から検討してみよう!
外貨投資は「円高で買って円安で売る」ことが基本です。つまり、投資した時点よりも円安が進まないことには為替差益を得ることができません。

ところが外国為替証拠金取引(FX)には、「円安で売って円高で買い戻す」という、通常とは逆の取引があります。投資をした時点よりも円高が進むと利益を得られるので、円安局面でも利益を追求したい場合や保有している外貨建て資産が目減りするのを回避したい場合など、その利用方法は多彩です。

ほかにも野村アセットマネジメントが運用する野村ブル・ベア セレクト3(円高ドル安トレンド3) 」や「野村ブル・ベア セレクト3(円高ユーロ安トレンド3) 」など、数は多くありませんが円高局面で利益を得られるしくみを利用したファンドもあります。

ゼロ金利の解除、そして今回の利上げは、これまでの投資法を見直す良い機会。色々な展開を想定した準備を始めてみてはいかがでしょう?

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