建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

家具仕立ての極限の住まい[15坪の家]

東京・江戸川区に、1階と2階を合わせてもわずか15坪という狭小住宅が建っています。建築家もかつて経験したことのない厳しい条件にもめげず造り上げた、若い夫婦と姉妹の4人家族が元気に暮らす、夢の住まいです。

執筆者:川畑 博哉

元々この地の一戸建てに住んでいた建て主のご夫婦は、家の老朽化と子供達が大きくなってきたのを機に、建て替えを決意されました。設計を依頼された伊礼さんは、以前より建坪で1坪近く小さくなるというハンデを背負いながら、家具のように良くできた生活道具のような住まいを造り上げました。

グリーンの奥の黒い家”


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外観
1. 新築の際に隣のアパートとの間に植えたハナミズキが大きく成長している。
2. 屋根と外壁はガリバリウム鋼板仕上げ。木塀の裏からソヨゴの樹が立ち上がる。
3. 木塀と家の間の小さな縁側が余裕を感じさせる。
4. 玄関から廊下の奥の子供室を見る。


江戸川区の、のんびりとした商店街から斜めに入る路地の脇に、3階建てのアパートに挟まれるように、この家は建っています。15坪という狭い敷地ながら、道路から玄関までの空地に植えられた樹木が、道行く人や近隣の目を楽しませる、優しい外観になっています。玄関は木塀の脇の階段を3段上がった先にあります。

◆建築家プロフィールと建築データ


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