SUBARU(スバル)/エクシーガ

待望のアイサイト装着で魅力アップのエクシーガ(2ページ目)

スバルの3列シートミニバン、エクシーガがマイナーチェンジを受けた。先進運転支援システム「アイサイト2」の装着と新しい2.5Lボクサーエンジンの搭載がニュースだ。看板技術の追加で商品力は着実にアップしている。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


「ぶつからない」だけじゃない

エクシーガ・インパネ

SI-DRIVEのコントローラはコンソール前方に配置されたままで、クルーズコントロールのスイッチはステアリング右側に用意する


2.5LのNAと2.0Lのターボに搭載される注目の「アイサイト2」には、自然な前走車追従制御を行うクルーズコントロールも装備され、衝突事故のリスク軽減だけでなく、快適なロングクルージングも楽しめるようになった。

この全車速追従機能付きクルーズコントロールは、0km/h~100km/h強までの速度設定に加えて、前走車との距離も3段階で設定できる。

加減速のフィーリングはなかなか良好だが、個人的には縦Gの制御はまだ自分で運転した方がより自然かなと自負できるレベル。でも、渋滞時などに「カックンブレーキ」で家族からブーイングが出てしまうサンデードライバーよりもこの追従機能付きクルーズコントロールの方が巧みなのは間違いない。安全面だけでなく、快適性の面からもアイサイト2装着車はやはり魅力的だ。

スポーティミニバンの傑作

アイサイト

進化したアイサイトの装着で、商品力を大きく向上。


今回の新型エクシーガは、スバルらしく安全と走行面というクルマの根幹となる部分を中心に改良を施し、小手先のマイナーチェンジには終わっていないのに好感が持てる。「FA20」のDIT、つまり直噴ターボの搭載は残念ながら現時点ではないようだが、エクシーガはあくまで3列シートミニバンだけに、新しい2.5Lでもまったく力不足ではない。

3列目の乗降性は少し厳しいが、座ってしまえば思いのほかゆとりのあるサードシートなど、イザというときの多人数乗車にも十分「使える」のがエクシーガの魅力なだけに、もっと売れてもいいのに! と思わせる仕上がりになっている。
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