普通分娩でも給付金が欲しいなら少額短期保険がオススメ
普通分娩でも給付金がでる少額短期保険も
少額短期保険とは、一定の事業規模の範囲で、取り扱う保険金額は少額、保険期間も短い(通常は1年だが、損保分野は2年)保険のこと。規模が小さいことからミニ保険会社と呼ばれています。一般の保険会社とは一線を画された保険会社で、商品は一般の保険会社が扱っていないようなユニークな商品を販売しています。通常分娩でも給付金を出す保険も、その中の一分野です。
フローラル共済の「なでしこくらぶ」は、全年齢・保険料は2500円と5000円の一律で、満20歳~満39歳の女性は入院理由を問わず(つまり、通常分娩も)1日1万円(2500円プラン)または2万円(5000円プラン)の入院給付金がもらえます。まごごろ少額短期保険の「医療保険金付定期保険」は、医療費のかかる傷病には保険金がアップし、普通分娩は日額1万円を最大7日分給付します。
ともに、死亡保険金もついているので、ほんの少し死亡保障をつけたい女性にも向きます。なお、「医療保険金付定期保険」は妊娠前にを加入しないと、普通分娩を保障しません。「なでしこくらぶ」は妊娠でも10ヵ月まで加入でき、正常分娩では保障されませんが、異常分娩は保障されます。
死亡保障を確保するならば割安な定期保険でOK
死亡保障の保険については、女性専用という商品はありませんので、男女どちらも加入できる保険を利用することになります。女性の場合、死亡保障が必要でも2000万円程度までが多いと思われるので、定期保険でいいでしょう。定期保険で保険料を抑えるには、ネット専用かリスク細分型がオススメ。自分の年齢で複数商品の保険料見積もりを取り、安い会社を選びましょう。下に紹介した「スーパー割引定期保険」は、リスク細分型で、タバコを吸わない健康体は、かなり保険料が安くなります。
取材・文/小川千尋(ファイナンシャル・プランナー)