メニューとリモコンはこれまでのDIGAと同じ
メニューは従来と同じタイル方式。機能をアイコンと文字であらわしているので、みやすく機能を把握しやすい。しかし、最近の多機能化にともない、やや意味を把握しにくいメニューも出てきたように思う。もう少しシンプルなほうがビギナーにはわかりやすい気もする。リモコンは従来通りのエルゴノミクスを重視したものになっている。リモコンのサイズは普通のDIGAと同じなので、本体の上に置くと、ボディのコンパクトさがよくわかる。
ネットへの送信やスライドショー操作は簡単
メニューの「写真を見る/送る」で写真一覧モードが表示される。このモードでは、写真を選択してネットに送信したり、スライドショーをしたりできる。ネットワークサービス対応で、広がる楽しみ方
他のDIGAと同様、スマート機能「ビエラ・コネクト」に対応し、さまざまなアプリを使うことができる。前述のオンデマンドビデオサービス「hulu」以外に、YouTube、アクトビラ、ツタヤTV、Picasa、Facebook、Twitterなど、さまざまなアプリが用意されていて楽しめる。しかし、なかでも注目は「もっとTV」に対応したことかもしれない。これは国内テレビ局がコンテンツ提供するサービスで、連続ドラマなどを見逃したときに見ることができるという有料サービス。録画をし忘れても、1話から見ることができるのは便利だ。
この機種は無線LAN機能を搭載しているので、ネットを使うのにケーブルを接続しないで使えるのもいい。AOSS、WPSなどのワンボタン自動設定規格に対応しているため、設定も簡単だ。
どんな人にオススメ?
ブルーレイビデオやDVDの再生に対応しないところは、かなり思い切ったと思う。しかし、オンデマンドビデオが人気な昨今はこれで十分という層が多いのだろう。また、録画のダビングもAndroidで持ち出せればいいという人が、すでに多くなってきているのかもしれない。このレコーダーは最近のメディア、インフラの変化に対応した新世代のレコーダーとはいえ、今までのレコーダーとはややターゲット層が異なっている。スマホユーザーがライト感覚で使うのにマッチしたレコーダーであり、ヘビー録画ユーザーのためのレコーダーではないので注意して欲しい。
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パナソニック DIGA DMR-HRT300