カフェ/吉祥寺・荻窪・国分寺・青梅のカフェ

八十八夜(はちじゅうはちや)…吉祥寺(2ページ目)

「からだにやさしいごはんとおのみもの」が充実し、ひとりでも大勢でも良質の食事が楽しめる場所として信頼を集めるお店。「八十八」という文字を組み合わせると「米」の一文字ができあがる……そんな店名の由来が、このカフェの食と暮らしへのまなざしを伝えています。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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ランチセット「おひるのたのしみ」

築地御厨から届く、季節感あふれる素材の力を活かして。

築地御厨から届く、季節感あふれる素材の力を活かして。

2000年前後のカフェは、女性がリラックスして「ひとりごはん」を満喫できる唯一の聖域ともいえる場所でした。それから10年以上が経過し、カフェ文化が成熟して第2のステージに入ると、おいしさと居心地よさのほかにもうひとつ、「健康的な暮らし」という視点が欠かせなくなったのです。

未来に向かう10年間、街の人々の声に真剣に応えていくために八十八夜が主役にすえたのは「素材」でした。築地御厨の内田悟さんから届く旬の露地栽培野菜。その持ち味を活かしてシェフが腕をふるいます。

「おひるのたのしみ」と名づけられたランチセットは11時から17時までのサービス。自家製パンor五穀米つきで1100円~。15時まではドリンクもついています。
ある日の「おひるのたのしみ」

ある日の「おひるのたのしみ」

素材に注目して、メニューの書き方もひと工夫

「ごはんのたのしみ」「お酒のたのしみ」「お茶のたのしみ」「お菓子のたのしみ」と、それぞれに名づけられたメニュー。

見出しには、まず野菜やお肉の名称が並び、その横に料理名が添えられています。「今日はトマトが食べたいからこの料理を」――そんな素材主義の選び方ができるように。

優しく語りかけてくるようなメニューを眺めていると、ふっと記憶の中の緑や土の匂いが召還されて漂いはじめます。

旬野菜のタジン鍋蒸し(1350円)は、塩、アンチョビソース、オリーブオイルの3種類の調味料を添えて。

旬野菜のタジン鍋蒸し(1350円)は、塩、アンチョビソース、オリーブオイルの3種類の調味料を添えて。

もちろん、食の世界をより深めてくれるお酒も豊富。ディナータイムには国産ワインやオーガニックワイン、オリジナルカクテルも多数揃っています。
店名の由来は…次ページへ。

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