グラフは、縦軸が記事を書いている時点で最新の7月18~24日の視聴率(ただし『京都地検の女』『遺留捜査』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『主に泣いてます』は休止のため直近のデータ)、横軸は初回視聴率と最新視聴率との差で、初回視聴率は何も見ていない段階での期待値のため、初回視聴率との差は最初の期待からどれだけ面白かったか、またはつまらなかったかを示すはずです。
視聴率グラフ
やはり手堅い
トップテレビ朝日系木曜20時枠の『京都地検の女』、そして、テレビ朝日+東映の刑事・事件ものシリーズの二作『遺留捜査』『警視庁捜査一課9係』も上位につけています。テレビ朝日は4~6月の視聴率四冠王も奪取するなど絶好調。また、東映制作の映画版『臨場』もヒット。『相棒』は前シリーズで、これまでほどの視聴率がとれませんでしたが、それでも地力はまだまだあります。『京都地検の女』は、検察事務官役が渡辺いっけいから大杉漣に交代。寺島進、益岡徹、蟹江敬三と鶴丸あや(名取裕子)の周りの男優陣の渋みと平均年齢が増しました。
木曜21時枠『遺留捜査』は、糸村聡(上川隆也)が捜査一課の科学捜査係から月島中央警察署刑事課に左遷。前作は閑職の糸村が捜査にからむのにやや無理矢理感があったのですが、今回は刑事課の中で違った視点で捜査する形で自然になっています。
水曜21時枠『警視庁捜査一課9係』は前作までにあった『新』がとれて、『新』時代にはレギュラーを外れていた青柳靖(吹越満)の恋人・垣内妙子(遠藤久美子)、矢沢英明(田口浩正)の妻・矢沢早苗(畑野ひろ子)が初回2時間SPで再登場しましたが、それ以外はかわりないようです。
修正しながら続けていくところがテレビ朝日+東映の刑事・事件ものの強さでしょうね。ただ、テレビ朝日系木曜は7月第一週が『京都地検の女』初回2時間SP、第二週が『遺留捜査』初回2時間SPで『京都地検の女』は休み、第三週は全英オープンゴルフ中継で両方休みと、どちらもまだ初回2時間SPしかやってません。今後通常放送になるとやや下がるでしょうが、それでもテレビ朝日刑事・事件ものワンツースリー体制は動かないでしょう。
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