スピーカーの名門「DIATONE」がカーナビに!
AVナビは、カーナビであると同時にAV機器でもある。カーナビを選ぶ際、カーナビ機能だけを見がちだが、音楽好きならAV機能、とくに音質を重視する選び方もあるはずだ。そんな方こそ、注目したいカーナビがこの夏、登場した。その名も「ダイヤトーン・サウンドナビ」だ。30歳代以上のオーディオに興味がある方ならご存じかと思うが、ダイヤトーンは三菱電機の名門スピーカー・ブランド。1999年に一旦、市場からは撤退したが、今はホーム用の高級スピーカーと、カー用スピーカー&デジタル・プロセスセンターで復活。今回、カーナビにもダイヤトーンの名を付けたわけだ。
スタンダード/プレミアムモデルの2機種を用意
ダイヤトーンを名乗るからには当然、音質を重視しているのだが、そのアプローチがこれまでもあった「音がいいカーナビ」とはまったく違う。これまでは、まずカーナビありきで設計し、その上で音質を高めるためにデバイスを吟味するなどのチューニングを行い音質を高めるのが一般的。ところが、ダイヤトーン・サウンドナビの場合、ナビ部分は昨年モデルをベースとしながらも、オーディオ部分はダイヤトーンの設計チームが新規開発。オーディオ基板から各種デバイス、ノイズの影響を抑えるシールド、ハンダ等に至るまで徹底的に音質を追求して設計したという。
つまり「音がいいカーナビ」というよりも「カーナビ機能を持った高級カーオーディオ」といったほうがいい。
そのダイヤトーン・サウンドナビは、スタンダード・モデルのNR-MZ60とプレミアム・モデルのNR-MZ60PREMIの2機種。実はこの2機種、ハード的にはほとんど変わらない。
モニターは7型ワイドVGAで、内蔵地デジチューナーは12セグ+ワンセグのフルセグ受信が可能。Bluetoothも両機に搭載する。また16GB SDカードを使用したナビ部分は共通だし、音質に関わるハードウェアも、32bit D/Aコンバーターや40bit高精度演算DSPを始め、細かい部品に至るまで、まったく同じなのだ。