生命保険/生命保険会社の選び方

比べてわかる生保各社の実力度(2011年度保有契約編)

生命保険会社の2011年度(平成23年4月から24年3月)決算が発表されました。43社の決算内容を確認してみると、各社の現状がわかり、業界人でも想像できないような新たな発見や驚きがたくさんあるものです。2011年度保険会社各社の保有契約状況と、ソルベンシー・マージン比率や利益・資産についてまとめてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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比べてわかる生保各社の実力度(2011年度新契約編)に続いて、各生命保険会社の2011年度(平成23年4月から24年3月)決算の内容をお伝えします。

「生命保険会社43社の保有契約」調査方法

生保43社の
決算資料を調査

生保43社の決算資料を調査

7月上旬に、生命保険会社43社の2011(平成23)年度決算内容を各HPで確認しました。各社で異なる表記単位を統一する為、「件」と「千件」に分かれている件数の表記では「件」に、「百万円」と「億円」に分かれている保険料の表記では「百万円」に統一しています。個人保険+個人年金保険の合計額が記載されていない場合は、ガイドが2つを足して合計を出しています。それらの要因によって端数が切り捨てられてしまい、若干の誤差が生じている数値も含まれています。ガイドが計算した合計の数値についても同様のことが言えます。保険会社によっては決算資料を(案)としている場合もあり、今後内容が変わる可能性もあります。

■保有契約数
毎年の新契約を積み重ねた契約の合計で、そのうち2011年度末に有効に継続している保険契約数のことです。解約したり保険金が支払われたりした保険は保有契約の数から差し引く為、2010年度の保有契約数と2011年度の新契約数を足しても、2011年度の保有契約数とは一致しません。

■年換算保険料
年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)のことです。
※言葉の説明は明治安田生命HPの決算より

■1件あたりの年換算保険料
1件あたりの年換算保険料は、各保険会社の決算に記載されているものではなく、ガイドが年換算保険料を契約件数で割って計算したものです。1件あたりを算出することで、一つの保険契約における保険加入者が1年間に支払う平均保険料がわかり、さらに12で割れば、月々の平均保険料を知ることができます。

では各保険会社の保有契約件数 からみていきましょう!

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