一般利用に適したUltrabook
HPが2012年6月に発表したUltrabookは2モデルあるが、そのなかでも一般向けのUltrabookに該当するのが、このENVY4-1000だ。ENVY4は、液晶画面が大きいENVY6と共通するデザインとなっており、性能なども基本的に同じと考えてもいいが、より小型で軽量、コストパフォーマンスを重視する方向けの製品だ。HP ENVY4-1000
13.3型など、やや小型の液晶を採用する他社の一般的なUltrabookとは異なり、液晶サイズは14.0型ワイドで若干大きい。筐体サイズはEVNY6に比べて一回り小さくなっており、よりコンパクトで軽量になっている。ENVY6に比べ、性能などのスペックは若干抑えられているが、家庭内でのモバイルに適したモデルだ。価格は7万円弱からなので、コストパフォーマンスも非常に高い製品と言える。
デザインは基本的にENVY6と同等だが、カラーがブラック系の1色で展開される。店頭で販売されるモデルは7万円弱の基本モデルと、Officeと外付けの光学ドライブがついた9万円弱の2モデル用意されている。
基本スペックはCore i5-3317Uで、メモリは4GB。ストレージは高速起動用などの32GBのSSDに500GBのHDDという構成になっている。基本的な部分はEVNY6と同等だが、メモリだけ4GBとなっている。Ultrabookはメモリ増設できない製品が多いが、このモデルはユーザーが増設することもできる。4GBで一般的には十分だが、後からメモリ増設が必要になっても困らないだろう。それ以外の部分でも、現在の一般的なパソコンの用途なら困らない性能となっている。