投資信託/海外債券型の投資信託を比較しよう

Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型

野村アセットマネジメントのFunds-i新興国債券・為替ヘッジ型は、為替リスクを抑えたうえで新興国債券から安定した収益を期待したい人、国際分散投資のポートフォリオにちょっとアクセントを加えてみたい人などにおすすめの投資信託です

深野 康彦

深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニック ガイド

業界歴30年以上となり、FPのなかでもベテランの域に。さまざまなメディアを通じて、家計管理の重要性や投資の啓蒙など、お金周り全般に関する情報を発信しています。 好評連載『マネープランクリニック』にて、ユーザーからの相談に長続きできる無理のない家計管理法をアドバイスしています。

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Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型ここが魅力!

代表的な新興国債券指数であるJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円ヘッジベース)に連動した投資成果を低コストで期待することができます。わが国唯一の為替ヘッジありタイプの新興国債券インデックスファンドです。

為替ヘッジを行っているため、為替相場の変動の影響を受けることはほとんどありません。しかも、投資対象の新興国債券は全て米ドル建てであるため、ヘッジコストもほとんどかかっていないのです。信用リスク、債券の価格変動リスクを取っていることが安定した収益の源泉なるわけです。

運用履歴が短く、同様の投資信託が見当たらないため、比較対象のしようがありません。短期的には運用成績が低迷することもあり、また突出した好成績は期待しにくい運用スタイルですが、米ドルが低金利政策を続けている限りは中・長期的には安定、かつ堅実な運用成績を上げられると思われてなりません。

運用のポイント

為替ヘッジタイプなので、国際分散投資という観点からはポートフォリオに入れにくい資産クラスであることは否めません。あくまでも、ポートフォリオを組む資金に余裕がある場合に保有するスタンスがよいのかも知れません。

ただ、運用スタイルを考慮すれば、机上の論理かもしれませんが安定した収益が期待できるファンドであると思われます。資産形成の一環として、積立投資などで投資を続けて行けば、意外と堅実な収益を稼げる気もします。

為替ヘッジコスト、言い換えれば米ドルの政策金利の動向が、意外と運用成績に与える影響は大きいと思われます。米国の政策金利の動向には注意を払いましょう。

Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型 商品情報

運用会社
野村アセットマネジメント
信託期間
2010年11月~無期限
基準価格
10880円
純資産総額
約7億円
騰落率
6か月:4.8% 1年:7.9% 3年:-
信託報酬
0.0063
販売手数料
上限1.05%
運用会社URL

※基準価格と騰落率、純資産総額については2012年5月31日時点。基準価格と騰落率は課税前分配金再投資ベース。最新のデータは各社HPの目論見書や運用レポートなどを参考にして下さい。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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