投資信託/REIT・コモディティ投資信託を比較しよう

J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)

三井住友トラスト・アセットマネジメントのJ-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)は、国内不動産に投資したいけれどもまとまった投資資金が用意できない、ローンを組んでまで投資するにはリスクが大きすぎる。為替リスクを取ることなく、安定した分配金を受け取り続けたいと考えている人におすすめの投資信託です。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

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J-REIT・リサーチ・オープンここが魅力!

わが国の証券取引所に上場しているJ-REIT(不動産投資信託)を投資対象としています。
安定したインカムゲイン(J-REITから得られる配当金)の確保等を目指すため、J-REITへの投資には不動産研究に特化した三井住友トラスト基礎研究所から助言を仰ぎつつ運用を行っています。

わが国は長きにわたり低金利に甘んじており、長期国債の収益ですら1.0%を割り込んでいる半面、J-REITの平均利回りは5%を大幅に上回っています。2012年6月のマンスリーレポートによれば、J-REIT・リサーチ・オープンの組入銘柄から得られる予想平均利回りも5.7%と高いことから、為替リスクを取らなくても相対的に高めの分配金が期待できると言えるでしょう。

毎月の分配金は1万口当たり65円と国内資産クラスだけで運用される投資信託の中では高めなうえ、過去1年間の分配金合計は780円と安定しています。毎月の分配金の全てをJ-REITから賄えていませんが、2011年12月決算後の運用報告書によれば、分配対象額を約7582円保有しているため、分配金の減額リスクは低いと思われます。

運用のポイント

国内金利の低い水準が続いている間、また為替の円高基調が続く限りは、相対的に高めの収益が期待できるのがJ-REIT・リサーチ・オープンのようなJ-REITを投資対象とした投資信託です。往々にして、ポートフォリオへの資産配分を高めたいと考えてしまうかもしれませんが、J-REITは代替資産クラスにすぎません。過度に投資金額を配分してしまうと、思わぬリスクを被る可能性がありえます。

金融緩和の一環で、日本銀行がJ-REITを買い入れていますが、日本銀行の政策次第では、短期的にJ-REITの価格が乱高下することも考えられます。日本銀行の金融政策の動向には注意を払っておきましょう。

J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型) 商品情報

運用会社
三井住友トラスト・アセットマネジメント
信託期間
2005年1月~無期限
基準価格
5837円
純資産総額
約1120億円
騰落率
6か月:10.51% 1年:▲8.63% 3年:24.44%
信託報酬
0.0105
販売手数料
上限3.15%
運用会社URL

※基準価格と騰落率、純資産総額については2012年5月31日時点。基準価格と騰落率は課税前分配金再投資ベース。最新のデータは各社HPの目論見書や運用レポートなどを参考にして下さい。

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