基本の文庫結びが２変化！半幅帯の結び方アレンジ術

ちょっとしたテクニックでこんなに変化する！

いよいよ浴衣の時期がやって来ました。どんな帯結びにしようか？　でもあまり難しのもイヤだし……という方ご安心を。今回は、少しの変化で表情の違う2つの帯結びをご紹介します。
右は「紅朝顔」、
左は「オリエンタル・リリー」というという半幅帯の結び方です。

この2つの帯結びはとっても華やかにみえますが、実はセルフでも簡単にできる基本の「文庫結び」と同じ結び方で、羽根の作り方を変えているだけなんです。
つまり仕上げのちょっとした羽根の作り方を変えるだけで、こんなにアレンジが聞いて、それぞれ表情が違って見えるんですね。「え？ホントに？」と思う方、具体的にそれぞれの結び方を見て行きましょう！

「紅朝顔」を作る半幅帯の結び方

まずは「紅朝顔」。華やかながらおしとやかで女性らしいイメージの結び方ですよ。

【手順】
1．手先約50cmを半分に折る。そして、伊達締めの前中央上に「輪」が外側にくるように当て、手先を右肩にあずけ、2巻きする。（浴衣の帯の結び方（文庫結び）1～ 2参照）。
2．2巻き目の帯幅を前中央で二つに折り脇から斜めに折り上げる（浴衣の帯の結び方（文庫結び）3参照）
3.手の帯幅を二つ折りにして、手をたれの上に重ね、ひと結びする（浴衣の帯の結び方（文庫結び）4～5参照）
4．たれを根元から右に倒し、広げる。
5.続いてたれを外側に折り、羽根の△を作る。
6.延長線上で、反対側も同じように△を作る。
ここがポイント！
7.余りは真ん中で折り返しておく。
8.全体の真ん中に表ひだを取る（浴衣の帯の結び方文庫結び）8参照）










8.左肩にあずけておいた手を下ろして、ひだの中央を巻き込むようにして一巻きして引き締める。
9.2巻き目は横を少し折り返し、ポイントを作って引き締めながら、残りの手先をたたんで、胴に巻いた帯の中へ入れる（浴衣の帯の結び方（文庫結び）9参照）
10.ここである程度羽根の形を整えておく。出来たら、後ろへまわす（浴衣の帯の結び方（文庫結び）12参照）






結び目を後ろにまわして出来上がり！

>>次はさらに華やかな帯の結び方「オリエンタル・リリー」のやり方です。