高品質な三要素=コーヒー、カクテル、ヴィンテージ家具
オスロのFUGLENは3人のエキスパートの共同経営。1人はノルウェーの2007年度バリスタ・チャンピオンであるEinar Kleppe Holthe (アイナル・クレッペ・ホルテ) 。もう1人はノルディック・カクテル・チャンピオンシップで優勝経験を持つHalvor Skiftun Digernes(ハルヴォール・シフトゥン・ディーゲルネス)、そしてヴィンテージ家具やインテリア雑貨のコレクターであり、FLUGENのマネージャーをつとめるPeppe Trulsen(ペッペ・トルルセン)。オスロのFUGLEN店内
北欧では長い冬を室内で過ごすために室内装飾が発達したと言われますが、フィンランドやデンマーク、スウェーデンなどの有名なデザイン国の陰で、ノルウェーのデザインはあまり知られていません。50~60年代以降にデザインの停滞期があったのだと、2度目にFUGLENを訪れたときにカウンター席で偶然に隣り合わせたモノクル誌の人が教えてくれました。
オスロのFUGLEN
また、派手な自己アピールを苦手とするノルウェーの人々のシャイな気質も無関係ではなかったようです。
本国でさえ忘れられ、無造作に捨てられようとしていたノルウェーの古い家具たち。あらためて視線を向ければ、それらはなんと心を惹きつける姿をしていることか! FUGLENのオーナーには「ノルウェーモダン」の良さをもう一度見直してほしいという熱い想いがあったといいます。
東京店のオーナー、小島さんにお話をうかがいました。次ページでお伝えします。