世界中からの観光客で賑わう古都、ルツェルン
スイスの古都と同時に、夏のクラシック国際音楽祭でも有名
ルツェルンを経由してスイス各地へ
チューリヒとユングフラウ地方のルート上に位置
まずチューリッヒからルツェルンまでが、列車で約1時間。日本からの到着便が夜になっても、その日のうちにルツェルンへ移動することも可能です。できればルツェルンには2泊して、翌日はルツェルンの半日市内散策を楽しみ、午後はピラトゥス山やリギ山など、周辺の山の観光に出かけてみましょう。お天気が良い日は、ルツェルン湖の遊覧船もおすすめです。
ルツェルンに1泊だけしかできない場合は、ルツェルン到着の翌日午前に市内観光。午後はそのままユングフラウ地方へ向かうことができます。朝早めに市内観光を済ませれば、ピラトゥスなど周辺の山の観光の後、その日のうちにユングフラウ地方に行くことも可能です。ルツェルンからユングフラウ地方の登山口となるインターラーケンまで、列車で約2時間です。
ルツェルンの見どころ1 カペル橋
ルツェルンのシンボルがカペル橋。ルツェルン湖からロイス川に流れ出る河口にかかる、屋根付きの木の橋です。橋の天井部分には、町の歴史を物語る板絵が架けられ、所々で立ち止まる観光客でいつも賑わっています。橋の中央部にはとんがり帽子のような屋根が特徴の8角形の塔があります。かっては牢獄や拷問室として使われていましたが、現在塔の内部は一般非公開になっています。
屋根の天井部分にかかる絵を眺めながら橋を渡る
カペル橋の建造は1332年。屋根付きの木の橋としては、ヨーロッパ最古と言われています。しかし1993年の8月、不審火により、橋の約3分の2が消失してしまいました。地元の人々にとって歴史ある町の「誇り」の大部分が失われたことは大変なショックで、多くの人が嘆き、悲しみ、涙を流したと言われています。
しかしその後1年も経たない間に橋は再建。今では大火の前と変わらない姿で見事に復活を遂げています。