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マイナーチェンジを果たしたステップワゴンの実力(2ページ目)

ホンダ・ステップワゴンが登場以来初となる比較的大がかりなマイナーチェンジを受けた。アイドリングストップ搭載などによる燃費向上と新グレード追加、キャプテンシートの設定がニュースだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

アイドリングストップは平均的な完成度

ステップワゴンZ COOL SPIRITリヤ

5ナンバーの2.0Lクラスではクラストップレベルの燃費を手に入れたのが自慢。マイナーチェンジ後はステップワゴンが25%、スパーダが75%の購入比率だという


さて、注目の走りだがやはりまずはアイドリングストップの存在が大きい。暖かくなってきたため冷間直後の作動性も良好で、走り出してから信号を2つか3つ止まればアイドリングストップが作動する。再始動時の音や振動は現在のアイドリングストップからすると平均的という印象。特に気になるレベルではないが、存在に気がつかないというほど静かで振動が伝わらないというわけでもない。

また、再始動の早さも平均的で、ストップ&ゴーを繰り返す街中でも煩わしさを感じることはあまりなかった。ブレーキを離すかステアリングを少し動かせば再始動するので、もうそろそろ信号が青に変わるというタイミングでステアリングを動かすことでスムーズな発進が可能と、コツをつかめば問題ないのも他のアイドリングストップ搭載車と同じだ。


CVTの完成度は合格点

ステップワゴンZ COOL SPIRITインパネ

パドルシフトは「スパーダ」に設定される。インパネのデザイン自体は変わっていないが、リンクアップフリーに対応したインターナビを設定し、センターパネルやステアリングガーニッシュをウォーム系シルバーに変更している


走りと燃費性能を高めたというCVTに関しては、CVTだから当然スムーズな加速を得られるのだが、動き出しから中高速域のパワーの引き出し方まで、少し燃費にふった味付けなのかなと感じられる。

高速道路への合流加速や追い越し車線で流れをリードしたい際は、ECONスイッチを押してエコモードを解除するか、「スパーダ」ならパドルシフトでシフトダウンするか、急勾配を登る際などはSモードにした方が望むパワーを得られるケースもマレにあった。

しかし、街中中心であればECONモードをオンにしたままでも十分スムーズに走れるのは美点といえるだろう。
キャプテンシート

ベンチシートよりも居住性の高いキャプテンシートを一部仕様にオプション設定したのがニュース。2-3列目間のセンターウォークスルーも容易になる


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