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レバレッジ商品を批判する人は「勝てない人」

私は自分でもFXや商品先物取引、CFD(Contract For Difference差金決済契約)、不動産投資をやっているのですが、これらを否定する人もいます。そしてそういう人はたいてい次の2種類に分類できます。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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レバレッジ商品を否定する人は「勝ち方を知らない人」

私は自分でもFXや商品先物取引、CFD(Contract For Difference 差金決済契約)、不動産投資をやっているのですが、これらを否定する人もいます。
そしてそういう人はたいてい次の2種類に分類できます。

「自分でやったことがない」
「勝ち方を知らない」

特に前者の「自分でやったことがない」人たちの拒否反応は強いものがありますが、そういう先入観がチャンスを遠ざけているのです。後者の「勝ち方を知らない」人は、トレードの技術を持たない人か、ファイナンシャル・リテラシーが低い(偏っている)人のいずれかです。

人は自分がやったことがないこと、できないことを否定する

経済評論家が書いた本の中にも、「投資をするな」、という主張を目にすることがあります。しかしそれはやむを得ないことです。なぜなら、その人自身が投資をやったことがないからです。あるいは、ちょっとやってすぐやめたなどで、経験値が非常に小さいからです。それでは何もアドバイスできるはずがありません。

経験がなければ、何が起こるかわかりません。どうやればうまくいくかも、どうやれば失敗するかもわかりません。それは非常に不安です。そこで、その対象、たとえば「投資」を否定すれば、自分はそれ以上投資のことは考えなくても済みます。投資について調べる必要も、情報発信する必要もなくなります。これはラクです。そうやって自分を安全な場所に置くことで、安心感を得ようとするのです。

それに、もし軽々しく書いてしまったら、自分より経験のある人に笑われます。だから、「やめておきましょう」とバッサリ切り捨てるしかありません。しかし本来は、経験がなくて安全とか危険とか、言えないはずですもしレバレッジ金融商品を批判する人がいたら、その人に「自分でやったことはありますか?」と聞いてみましょう。

サッカーをやったことがない人が、「サッカーなんてつまらない」と言ったとしても、それは信用には値しないでしょう。投資も同じく、やったことがないのに危険だと判断する行為に、おかしさがこみ上げてきませんか? 結局、周囲から入ってくる情報だけで固定観念が出来上がっているだけのことの場合が多いのです。

その主張をしている人の投資経験値を推測してみる

もしやったことがある、という人がいたら、「いくら資金を入れて、いくらポジションを立てていましたか?」と聞いてみましょう。こちらもたいてい、過大にポジションを立ててムチャなトレードをしているか、あるいはリーマンショックのような大相場で、「売り」を使わず「買い」一辺倒でトレードしているという場合がほとんどです。つまりこの場合、単に「相場で勝つ技術を持っていない」ということですね。自称マネーの専門家という人でも、運用の技術は所詮その程度、というケースが圧倒的に多いのです。

問題なのは、そうした主張を鵜呑みにし、「ああ、やっぱり危険なんだ。近づかないようにしよう。」と流されてしまう人がいることです。これでは、どんなチャンスが目の前を通り過ぎても、つかむことはできません。なぜなら、チャンスとはたいてい、「リスク」という仮面をかぶって流通しているからです。よく「チャンスはみな平等に与えられている」と言われますが、そのチャンスを棒に振っているのはほかでもなく、自分自身の先入観や固定観念です。

そうした状況から自らを救い上げるためには、その主張をしている人の経験値の高さを推し量ることです。それは文面や言葉に如実に出ます。経験している人としていない人とでは、迫力がまるで違います。「あ、この人は経験が少なさそうだな」と感じたら、軽く流すようにしましょう。
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