デザイン変更で使い勝手もさらに向上した新LaVie S
NECのLaVieシリーズに限らず売れ筋のノートパソコンは15.6型液晶を搭載しパソコンとしてのほとんどの機能を搭載した製品だが、NECはこのカテゴリにLaVie LとLaVie Sを提供している。LaVie Lはさまざまな機能が豊富に備わった高性能な製品だが、LaVie Sはその中から機能を凝縮し、シンプルで、よりスリムな製品だ。今回はそのLaVie Sの中から、最上位モデルLS550/HSをレビューする。
LaVie S
NECは2012年夏モデルで、このLaVie LとLaVie Sの筐体を変更し、バッテリー駆動時間を延ばしてきた。筐体の変更で目立つのは薄型化で、従来モデルと比較して約5mm薄型化している。
5mmの薄型化と言うと大したことなさそうに感じてしまうのだが、ノートパソコンの厚みは一般的に30mmから40mmあるので、10%以上の薄型化を実現していることになり、従来モデルと比較した場合、非常にスタイリッシュになっている。
バッテリー駆動時間については、今年の夏は節電が従来以上に必要となっており、ピークシフトなどさまざまな機能が強化されつつある。ピークシフトには少なくとも3時間程度のバッテリー駆動が必要となるが、一般的な大型液晶搭載ノートパソコンでありながら、カタログスペックで8~9時間程度のバッテリー駆動時間を実現した。また、これに関連した機能も強化されるなど、細かな使い勝手についてもいくつか改善され、より使い勝手を強化している。