その他のスペック面もチェック
CIPA準拠の撮影可能枚数はD3100の550枚からわずかに減少して540枚。この数値は光学ファインダーで撮影した場合の枚数です。ハードな撮影でも光学ファインダーでの撮影であれば安心といったところでしょう。なお、光学ファインダーはエントリークラスとして標準的な視野率約95%、倍率約0.8倍のもの。ファインダー倍率が低いのはコスト的にやむを得ませんが、それでもファインダーは比較的明るくピントの山をつかみやすくなっているのは好印象でした。
今回は試用できませんでしたが、USB/オーディオ端子に別売りのワイヤレスモバイルアダプターの「WU-1a」を取りつけると、Androidケータイと無線LANによる画像のやりとりができることも見逃せない特徴です(iPhoneなどのiOS搭載機との通信は後日対応予定)。WU-1aの価格が実売で4000円強と比較的安価なのも嬉しいところです。
まとめ - エントリーモデル以上の満足感を感じさせてくれる製品
外装はエンジニアリングプラスティック製で、バッテリー、SDカードを含めた本体重量は505グラム(レンズは除いた重量)。デジタル一眼レフとしては相当に小型軽量であるのは間違いないところです。ただ、ミラーレスではないデジタル一眼レフであるためにどうしても体積としては不利なのは否めません。体積的にもD3200を日常的に持ち歩くのは厳しいところですが、ミラーレス一眼と比べたときに光学ファインダーで撮影したときのバッテリーライフや、豊富なレンズ群といったメリットをどのように考えるかが購入のポイントとなる機種であると筆者は考えます。
高画素化によってキットレンズでの撮影にわずかに不満が残りますが、ほとんどのシーンでエントリーモデル以上の性能を発揮してくれる機種であると感じました。
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