際立つ存在感
レクサスRXがGSと同じくスピンドルグリルを中心としたフロントマスクに生まれ変わった。上に逆台形、下に台形を組み合わせて新鮮味を漂わせるだけでなく、空力や冷却性能の向上にも寄与するそうだが、大口を開けた顔つきは確かに存在感抜群だ。
今回はさらに、GSやISなどと同じようにRXにも「F SPORT」を追加し、「IS-F」までは行かなくてもスポーティな走りや内・外装を味わえるのも注目。「F SPORT」の設定はRX450hとRS350のみだが、とくに前者はハイブリッドのスポーティモデルとして、フラッグシップとして気になる人も多いはず。
SUVでもハイブリッドでも恐ろしく速い
専用サスペンションを備えた注目の「RX450h F SPORT」は、予想どおりサスペンションは硬めで舗装状態が悪いとかなり上屋が揺さぶられるが、直線だけでなくコーナーは恐ろしく速い。ボディサイズが大きいのとアイポイントも当然高いため慣れるまでは戸惑いもあるが、Rのきついコーナーでも思ったよりロールすることなく簡単にクリアしてしまう。多少乗り心地を犠牲にしても速くてしかもエコなSUVを探しているなら、日本車の中ではやはりはずせない存在だと思う。しかしスポーティ系SUVとはいえ、もう少ししなやかさも欲しいところだ。
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