空を見上げ、風を感じる
ヤフオクで、地方在住の日曜大工好きの方が作って出品していた」という杉板のご み箱を活用。お部屋に合ってる!
ガイド ビニール傘を買わなくなって、どう変わりましたか?
大平 季節を肌で感じるようになりました! それまで「ビニール傘を買えばいいや」と、時間優先の生活をすることで、ずいぶん損をしてきたことがわかったんです。空を見上げ、風を感じる暮らしって、楽しいしとっても豊か。
震災の時、困らなかった暮らし方
大平さんが楽しんでいるのは、ストイックにモノを買わないことを説くのでもなく、続けられないほどレベルの高い家事を頑張るのでもない、「ちょっとだけ手間をかけて、自分と家族が心地いい」暮らし。そんな暮らし方は、一見地味だけれど、ひとたび起こった大きな出来事は、鮮やかにその意味を照らし出します。2011年3月11日の東日本大震災は、被災地ではない首都圏の人々をも強い不安に陥れました。多くの人が買いだめに走り、店頭からは食品が消え、皆が計画停電に右往左往しました。しかし、大平さんは、「特に困った記憶がないんです」。
モノに頼らない、つながりを大切にする暮らし
なんと、キャンプ場に近い古道具屋で700円だったという羽釜。食べ盛りのお子さんのお弁当を作るのに、この一升炊きがちょうどいいそう
「ビニール傘を買わない」ことに集約される大平さんの暮らしは、自分の五感と手足を働かせ、むやみに便利なモノに頼らず、人とのつながりを大切にする暮らしです。それはいざという時、なくなりも壊れもせず、自分を守ってくれる最強の味方となるのですね。