石巻市立大川小学校
石巻市立大川小学校は、追波湾に流れこむ北上川の河口から4キロメートル離れた釜谷地区にある。校庭で待機していた児童108名中70名が死亡、4名が行方不明。校内にいた教職員11名中9名が死亡、1名が行方不明となった。この地区では1960年のチリ地震の際は津波被害はなく、市のハザードマップでは津波に襲われる可能性は低いとされていた。石巻市立大川小学校の2階建ての校舎。校舎の周りのがれきは片づけられ鉄筋コンクリート造の校舎が残っていた。
津波は高さ約10メートルの2階建ての校舎を飲み込んだ。すぐそばには裏山があり、ここに避難していれば助かったと言われている。
校舎とプール、体育館(と思われる)建物をつなぐ鉄筋コンクリート造の渡り廊下の柱は根元から折れていた。