3Dのゲームがしたくて買われているか?

3DSの図

3DSを買った人は、立体映像のゲームが遊びたくて3DSを購入しているんでしょうか?

2011年末商戦以降絶好調のニンテンドー3DS(以下3DS)。販売が落ち込みやすい2月も順調に本体の普及を伸ばし、スーパーマリオ 3Dランド、スーパーマリオカート7、モンスターハンター3Gのミリオンタイトル3本は定番化しジワジワと販売本数を重ね、バイオハザード リベレーションズや新・光神話 パルテナの鏡など2012年に入ってから発売された新作も着実に売れ、2011年夏までとは比較にならないほど安定した人気を獲得しています。

さて、その3DSですが、いったい何が人気で売れているのでしょう。もともと、裸眼立体視でゲームを遊べるというのを最大の特徴として発売したゲームハードですが、多くのユーザーは3D映像のゲームが遊べることで3DSを選んでいるのでしょうか。

3DSの看板とも言える裸眼立体視って本当に必要だったのか、ハードの価値を高めているのか、そういう話は意外とメディアであまり議論されていないように感じます。ハード発売から1年以上経過し、普及が上向いた現状の中で、あえてそんなお話をしてみたいと思います。

3DS躍進のきっかけは3D?

スーパーマリオ3Dランドの図

3Dの表示には、奥行きがわかりやすくなる、という利点もあります。

3DSが売れるきっかけになったタイトルといえば、冒頭申し上げたスーパーマリオ 3Dランド、スーパーマリオカート7、モンスターハンター3Gの3タイトルでしょう。このうち、スーパーマリオ3Dランドは、3Dランドと言うだけあって確かに3D機能をうまく取り入れたゲームに仕上がっています。画面の角度によって映像がブレてしまう裸眼立体視の弱点を最小限に抑えた画面構成を実現した上で、そのままでは隣あって見えるブロックが実は3Dで見ると手前と奥に分かれている、というような演出で3Dならではの遊びを提案しています。

一方、モンスターハンター3Gはスーパーマリオ 3Dランドと比較すると画面の角度や距離が動くこによる立体映像のブレが起こりやすく、操作が忙しいため手元が動きやすく、またアクションがシビアでそういった映像のブレが気になりやすいタイトルです。しかも、長時間遊ぶ人が多いとなれば、裸眼立体視との相性はあまり良くありません。

さらに言えば、スーパーマリオ 3Dランドに関しても、3Dをオフにして遊んだ時、その面白さが失われるかと言えば、もちろん一部3Dならではの表現が失われることはありますが、ゲーム全体の価値がそれほど損なわれるとは思えません。結局3Dをオフにして遊んでいた、という人も少なくはないでしょう。

3DSの3Dという機能はユーザーにとって、あるいは3DSという商品にとって、どういう価値が、意味があるのか、もう少し考えてみたいと思います。