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東京スカイツリーを満喫できるおしなり橋と浅草

東京スカイツリーの足元に流れる北十間川の人道橋「おしなり橋」と周辺の夜景をご紹介します。おしなり橋では、上を見上げてもまぶしくないように、照明を工夫しています。また、スカイツリーの写真をきれいに撮れる撮影スポットもあわせてご紹介しています。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

東京スカイツリーを足元から眺めるおしなり橋 

おしなり橋

写真1.東京スカイツリー足元のおしなり橋

東京スカイツリーと東京ソラマチの開業も待ち遠しいですが、その足元の北十間川を横断する人道橋のおしなり橋が3月31日に開通いたしました。(写真1)人道橋の設計は大日本コンサルタント株式会社中島龍興照明デザイン研究所がその照明を担当いたしましたので、東京スカイツリー開業よりも一足早くに周辺の状況などもお知らせしたいと思います。

北十間川は江戸時代に開削された運河で、歌川広重の江戸名所百景にも描かれている由緒ある川ですが、以前は川沿いの堤防が高く、川面をまったく眺めることは出来ませんでした。東京スカイツリーの建設に伴い、墨田区が北十間川水辺活用構想に基づき整備を行い、水辺を生かしたまちづくりと観光が推進されています。

 

ミレニアムブリッジ

写真2.ロンドンのミレニアムブリッジ

おしなり橋は上から見るとバチ形をしたかわいらしい橋で、幅員が10~15mに変化し、橋長は約18mです。階段部には段差の見え方に配慮したポール照明が設置されていますが、橋梁そのものの照明は足元のみに設置しています。(写真3)

ところで、ロンドンにあるミレニアムブリッジをご存知でしょうか?ミレニアムブリッジも足元のみの照明で、テムズ川から景色を眺めながら歩くのにポール照明などで視線が遮られることがありません。(写真2)このような照明は一般に誘導効果も高く、歩くのに不自由はないものの、顔が暗く見えるため、遠距離視野としては歩行に不安を感じた経験があります。

 
おしなり橋の夜景

写真3.バチの形をしたおしなり橋


次のページではスカイツリー周辺の夜景をご紹介します。

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