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「お金の苦手意識」を克服するはじめの一歩とは?(2ページ目)

新生活が始まり、「家計管理や貯金をしなければ!」と思うものの、お金のことを考えると、億劫だと感じる人も多いのではないでしょうか? なかなか貯金や家計簿などお金に関する第一歩を踏み出せない人のために、その原因を紐解き、貯金・家計簿づけの第一歩を踏み出すためのノウハウを紹介します。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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超・初心者向け、貯金・家計簿の初めの一歩

コツコツが成功のコツ。少しずつの積み重ねが大事です。

コツコツが成功のコツ。少しずつの積み重ねが大事です。

「面倒だから……」とか、「何とかなるさ!」と、これまで一歩を踏み出さなかった人、あるいは、これまでに挫折を体験した人が家計管理を行い、貯金をしていくために最初にするべきことは何でしょうか?

■貯蓄先取りで生活をする方法
「貯金をするためには、貯金先取りをしなさい」と、よく本に書かれています。例えば、手取り20万円で毎月2万円を貯める場合、残りの18万円で1ヶ月を生活する。毎月の家賃や水道光熱費、携帯代を差し引くと残り8万円。ここから食費や雑貨や趣味に使うお金のことを考えても、なんとかなりそうな気がするのですが、実際に実行してみると、うまく行きません。

いきなり1ヶ月で挑戦するから失敗するのです。8万円を30日で割ると、1日当たり2,666円です。1週間にすると18,666円になります。まずは、財布に18,666円入れて、1週間で18,666円以内になるように生活をしてみるのです。最初は、うまくいかない週もあるでしょう。けれども、しばらく続けていると、予算の範囲内に納まる週もあるはずです。そして、少しずつ、予算内に抑える週を増やしていけば良いのです。失敗を恐れず、継続することが何よりも大切です。

■家計簿をつける方法
家計簿は、毎日、キチンと支出項目ごとにつけて、1ヶ月集計するのが理想です。けれども、これはかなりの上級者向けの家計簿のつけ方です。そもそも家計簿をつける目的は、記録することではなく、予算管理をすることです。1週間の支出のうち、外食を含む食費が多いという場合、まずは食費だけ1週間分記録してみます。18,666円のうち、いくら使ったか確認してみます。次に、1週間で1万円以内に押さえようと目標を設定します。そして食費だけ記録してチェックします。食費の管理ができるようになったら、もう1つ管理項目を作って、記録していきます。このようにして、理想の家計簿に少しずつ、近づけていくのです。個人的には、管理項目はあまり増やし過ぎずに、大雑把に記録することをお勧めしています(三日坊主にならない家計簿のつけ方)。

■小さな目標をつくる
毎月2万円を貯めるとして、まずは5ヶ月で10万円達成を目標にしてみます。毎月2万円ずつ封筒に貯めいき、月末に1万円札が増えていくのを確認します。通帳の預金残高で見ると、貯めている実感が沸かないので、最初は現金で貯めてみることをお勧めします。10万円貯まったら、今度は貯蓄のペースや目標金額を決めて、チャレンジします。

小さな成功体験の積み重ねが継続させるコツ

いきなり大きな理想を掲げず、できることから少しずつ、コツコツと実行し、成功体験を得ることが、お金に対する苦手意識をなくし、家計管理や貯蓄を継続させていくコツだと言えます。新年度から心機一転して、お金に対するマインドチェンジをして、できると思うことから実践してみましょう。

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