年々進化するタフネス性能!
熱帯魚水槽内でネオンテトラと記念撮影。もちろん水槽内での撮影も可能
2009年3月発売の「FT1」から数えて第4世代となるこのモデル。そのタフネス性能はわずか3年で大幅に進化しており、特に防水性能に関してはFT1の水深3mから12mと、ちょっとしたダイビングならマリンケースなしで使えるほど。もちろん、この防水性能を維持するためには防水パッキンのチェックなど細心の注意が必要だが、少なくともプールや海水浴での水中撮影ぐらいなら、気軽に使える防水レベルを保持している。
ゴムパッキンを備える側面扉内にバッテリーとSDメモリーカードスロット、HDMI/Micro USB端子を内蔵。扉には開閉レバーとLOCKスイッチを二重で装備し、不用意に開くことを防止している
防塵性能はJIS/IEC保護等級6(IP6X)相当。あまりピンとこないが、試験内容はタルク粉と呼ばれるチョークのような粉塵が舞うケース内に8時間放置しても問題なく作動するというもので、つまり嵐のような砂ぼこりの中、8時間放置しても大丈夫ということ。そんなところでカメラを撮っていたら、間違いなく人間の方がまいってしまうだろう。
耐低温性能は-10℃。これはバッテリーが-10℃以下になると極端に性能が落ちるための設定値だが、スキー場などでの使用なら十分な性能。耐衝撃性能はいわゆるミルスペック(アメリカ軍の軍用規格)のMIL-STD810F Method 516.5-Shockに準拠。具体的には2mの高さから合板上への単体落下試験でも、壊れることなく作動するというもの。つまりカメラを使用中、誤って地面や水中に落としてもほとんど問題はない。
オプションの充実ぶりも見逃せない!
「マリンケース DMW-MCFT3」 40m防水対応の本格仕様マリンケース
また、オプションの充実ぶりも見逃せないポイント。ボディ形状は前モデルのFT3とほとんど変わらないため、マリンケースやシリコンジャケット、ソフトケースなどアウトドアシーンにピッタリのアイテムが多数そろっています。
ズームや各種設定などほぼすべての操作をグローブをしたまま行える
専用マリンケースは40m防水の本格仕様で、外部ストロボなどが取り付けられるようになっている。
「シリコンジャケット DMW-CFT3」 クリアとスモークの2色セット販売
本体のキズや汚れを防いでくれるシリコンジャケットはクリアとスモークの2色セット。グリップ性能もアップするので、アウトドアユースに欠かせないアイテム。
「フローティングストラップ DMW-FST1」 手首に巻き付けて、カメラをしっかりホールド。水に浮く素材なので、水中で誤って手を離れても大丈夫
なかでもお勧めなのが、このフローティングストラップ。しっかりとカメラをホールディングできるのはもちろん、誤って水中に落としてもカメラは浮いているので安心です。
次のページでは、主な機能について説明していこう。