JAPAN SHOP 2012 +建築建材展2012 視察レポート
「JAPAN SHOP 2012」 と「建築建材展2012」が3月6日~3月9日までの4日間、日経新聞社主催で東京ビッグサイト会場で開催された。同時開催されたリテールテックJAPAN 2012/NFC & Smart WORLD 2012/SECURITY SHOW 2012/LED Next Stage 2012/フランチャイズ・ショー2012 を合わせた全展示会合計の来場者数は主催者発表で約23万6千人にのぼった。
この展示会の中で目についた、キッチン関連素材および出展されたキッチンをご紹介する。
JAPAN SHOP 2012会場風景
メラミン化粧板メーカーイビデン建装からは指紋がつきにくいNOSIMO(耐指紋)や半板目エンボス仕上などの新柄化粧板も数多く発表されたが、Meraffineという把手一体型ハンドルレスのキッチンや建具用扉材が目についた。化粧板だけの販売でなく、MDFをベースとしたシンプルなデザインをウリにしていた。
イビデン建装
イタリアSTURM & PLASTIC社のSWEET(TULIP)と名付けたポリエチレン製の蛍光灯内照式ライティングオブジェは店舗用の商品だが、最近のポップなインテリアにも利用できる面白いアイテムだ。
MAJA TRADING と アイカ工業
同じくメラミン化粧板のトップメーカー「アイカ工業」の新柄化粧板は布、革、メタルなどを化粧紙として提案したものがユニークだった。またラフソーン仕上げ、浮造り仕上げ、チョーク仕上げなどの質感を強調したメラミン化粧板が多くなっている。
■スガツネ工業 / LAMP
建築・家具金物メーカーのスガツネ工業からは、三枚扉が完全にフラットに収まるイタリアBortluzzi社のレールを使った「大型平面引き違い扉システム / BSスライダーL」やランプ印スイングリフトアップステー&スイングリフトダウンステー、縦軸で大型キャビネットが回転する回転金具などユニークな金物が数多く出展された。
スガツネ工業
ソフトクロージング機構のダンパーをヒンジの本体に内蔵した「ゼンシス」をはじめとする様々な機構のスライドヒンジやイノテックシリーズの引き出しシステムなど昨年5月にケルンで開かれたINTERZUMで出展された新製品の数々がいよいよ日本市場に本格登場。
家具金物の使用箇所とニーズに合わせた選択が、これからのキッチンデザインに欠かせなくなる。
Hettich Japan
創業64年を超えたミニキッチン専門メーカーの亀井製作所が、4月から販売を開始するキッチンFシリーズを発表。従来のミニキッチンから脱却したシステムキッチン市場への登場となる。
亀井製作所
工業資材メーカーのカナフレックスから登場した画期的な天然石複合パネルは、1800×600×15mm厚の大型パネルでキッチンの壁面はもちろんカウンター材としても活用できる新素材だ。
カナフレックス
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