収入保障保険と5年毎更新型定期保険との違い

最後に定期保険の更新回数を更に増やし、5年毎に更新する定期保険(保障期間5年×6)を収入保障保険と比べてみました。

下記グラフは収入保障保険と定期保険(5年毎更新)の保険金額の大きさを表したものです。縦軸は保険金額(単位:万円)、横軸は経過年数です。
収入保障保険と5年毎更新定期保険(非喫煙優良体・喫煙優良体保険料率)の保険金額

収入保障保険と5年毎更新定期保険(非喫煙優良体・喫煙優良体保険料率)の保険金額

黒い線は収入保障保険を年金として受取る場合の保険金額で、赤い線は一括で受取る場合の保険金額です。2つの青は更新型の定期保険で、薄い青は保険金額を収入保障保険の期初にそれぞれ合わせて、最初の5年から順に5600万円、4850万円、4050万円、3200万円、2200万円、1150万円に設定しています。濃い青は保険金額を収入保障保険の期中(2年・7年・12年・17年・22年・27年経過時の一括受取額)にそれぞれ合わせて、最初の5年から順に5300万円、4550万円、3700万円、2800万円、1800万円、700万円に設定しています。

期初に合わせた薄い青の方は、収入保障保険よりも保険金額が大きいですが、10年毎更新の定期保険よりも必要以上の保障(黒い線より右上側にはみ出た部分)は更に減っています。期中に合わせた濃い青の方は収入保障保険と似たり寄ったりの形になっています。

次のグラフは収入保障保険と5年毎に更新する定期保険(非喫煙優良体と喫煙優良体)の、それぞれ2パターン(期初に合わせたものと期中に合わせたもの)の保険料累計を表したものです。縦軸は保険料(単位:万円)、横軸は経過年数です。 
収入保障保険と5年毎更新定期保険(非喫煙優良体・喫煙優良体保険料率)の保険料累計

収入保障保険と5年毎更新定期保険(非喫煙優良体・喫煙優良体保険料率)の保険料累計

黒い線が収入保障保険の保険料累計で、月々保険料は8,520円、30年間の保険料累計は約307万円になります。青の実線はタバコを吸う健康な人(喫煙優良体)の5年毎に更新する定期保険(期初合わせ)で、最初の5年から順に月々9,520円、11,009円、13,203円、15,328円、15,708円、12,684円で保険料累計は約465万円になります。赤の実線はタバコを吸わない健康な人で、最初の5年から順に月々5,600円、6,547円、8,019円、9,632円、10,604円、12,684円で保険料累計は約319万円になります。青の点線は期中に合わせた喫煙優良体で保険料累計は約407万円、赤の点線は非喫煙優良体で保険料累計は約300万円になります。

5年毎に5回も減額更新することで、保障の形は収入保障保険と大差がなくなりました。しかし、保険料累計でみると、タバコを吸う健康な人にとっては収入保障保険約307万円に比べて5年毎更新型定期保険は約158万円(約52%)も多く、期中に合わせても約100万円(約33%)多くなります。

収入保障保険は必要な保障を定期保険よりもかなり割安に確保でき、しかも更新するたびに保険金額の減額手続きをするような煩わしさもありません。人気の保険になっている理由はこのあたりにあるのではないでしょうか。

ちなみに、タバコを吸わない健康な人にとっては収入保障保険と約12万円(約4%)しか差がなく、途中までは収入保障保険よりも保険料が割安になっていますが、これはリスク細分型保険料率が定期保険にだけ適用されているからです。平準定期保険の保険料が喫煙優良体19,264円に対して、非喫煙優良体が12,600円のように、リスク細分型保険料率が適用されると同じ保障でも保険料は大きく異なります。


※記事ではメットライフアリコの収入保障保険や定期保険を使って、保障額や保険料の違いをみてきましたが、保障内容や保険料は保険会社によって異なります。詳細については保険会社等へ確認して下さい。 

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