収入保障保険と10年毎更新型定期保険との違い

次に、収入保障保険を10年毎に更新する定期保険(保障期間10年×3)と比べてみました。ここでも収入保障保険の保険金を一括で受取ると仮定し、その保険金額に合わせて定期保険の保険金額を設定しました。

下記グラフは収入保障保険と定期保険(10年毎更新)の保険金額の大きさを表したものです。縦軸は保険金額(単位:万円)、横軸は経過年数です。
収入保障保険と10年毎更新定期保険(非喫煙優良体・喫煙優良体保険料率)の保険金額

収入保障保険と10年毎更新定期保険(非喫煙優良体・喫煙優良体保険料率)の保険金額

黒い線は収入保障保険を年金として受取る場合の保険金額で、赤い線は一括で受取る場合の保険金額です。2つの青は定期保険で、薄い青は保険金額を収入保障保険の期初にそれぞれ合わせて、最初の10年を5600万円、次の10年を4050万円、最後の10年を2200万円に設定しています。濃い青は保険金額を収入保障保険の期中(5年・10年・15年経過時の一括受取額)にそれぞれ合わせて、最初の10年を4850万円、次の10年を3200万円、最後の10年を1150万円に設定しています。

期初に合わせた薄い青の方は、収入保障保険よりも保険金額が大きいですが、前ページの平準定期保険に比べたら、必要以上の保障(黒い線より右上側にはみ出た部分)は随分と減っています。期中に合わせた濃い青の方は、斜面と階段のような違いはあるものの、保障の大きさは収入保障保険に似てきています。

次のグラフは収入保障保険と10年毎に更新する定期保険(非喫煙優良体と喫煙優良体)の、それぞれ2パターン(期初に合わせたものと期中に合わせたもの)の保険料累計を表したものです。縦軸は保険料(単位:万円)、横軸は経過年数です。
収入保障保険と10年毎更新定期保険(非喫煙優良体・喫煙優良体保険料率)の保険料累計

収入保障保険と10年毎更新定期保険(非喫煙優良体・喫煙優良体保険料率)の保険料累計

黒い線が収入保障保険の保険料累計で、月々保険料は8,520円、30年間の保険料累計は約307万円になります。青の実線はタバコを吸う健康な人(喫煙優良体)の10年毎に更新する定期保険(期初合わせ)で、最初の10年が月々10,696円、次が15,633円、最後が18,370円で保険料累計は約536万円になります。赤の実線はタバコを吸わない健康な人(非喫煙優良体)で月々6,328円、9,679円、13,024円、保険料累計は約348万円になります。青の点線は期中に合わせた喫煙優良体で保険料累計は約388万円、赤の点線は期中に合わせた非喫煙優良体で保険料累計は約286万円になります。

前ページの平準定期保険に比べると、保険金額を減らしながら2回更新することで、保障の形も保険料も収入保障保険に少し近づいてきました。非喫煙優良体の保険料率はかなり割安になることから、期中に合わせた非喫煙優良体は収入保障保険と保険料が逆転しています。

この比較では、平準定期保険よりも収入保障保険との差は小さくはなくなりましたが、それでも保険料累計では、喫煙優良体(期初合わせ)は収入保障保険よりも約230万円(約75%)、非喫煙優良体(期初合わせ)でも約42万円(約14%)多く、まだ収入保障の優位性がかなりあります。

次のページでは、階段の形をしている定期保険をもっと細かな階段にした5年毎更新型の定期保険を収入保障保険と比べてみました。

>>収入保障保険と5年毎更新型定期保険との違い