テクノポップ/アーティストインタヴュー

テクマ!パーフェクト・ハンサム!(2ページ目)

Twitterで「・・・ハンサムは私だ」を連発し、最近ではハンサムさんと呼ばれることも多いテクマ!さん、久々に登場です。雛祭りの日に発売のニューアルバム『パーフェクト・ハンサム!』について語っていただきました。美保純さんと中村うさぎさんのHKB48の幻のトラックのテクマ!ver.も収録。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド


プラモジャケのハンサムは私だ。

ガイド:
ジャケのテクマ!さんは相変わらずハンサムですが、プラモデルの紙箱の装丁のようなSFチックな出来映え。テクノ魂を感じます。

テクマ!:
perfecthandsome

パーフェクト・ハンサム!

ありがとうございます。ガンダムが流行っていた時代に、ガンダムのアニメ上には出てこなかったけど活躍していたらしい「ジョニー・ライデン少佐モデル」とか、今で言うスピンオフみたいな設定のガンプラがありまして、これらのパッケージは普通のガンプラよりもちょっと洗練されていたんですよ。で、そのシリーズには、未完成だったけど実践に投入された「ジオング」の完全版である「パーフェクトジオング」とか、ガンダムに登場したモビルスーツの架空の完全版である「パーフェクト~」ってのもありまして、そこにハンサムをハメ込んでみたらもうイメージが頭の中で完成してしまい、レーベルのデザイナーさんにそうオーダーした次第です。ジグジグスパトニックもプラモジャケやってたしこれはテクノ的にもいいな、とも思いましたね。

言いたいことを言うハンサムは私だ。

ガイド:
オープニングの「はじめての自己チュウ」は、過剰なアレンジのニューロマンテック度合いがテクマ!さんらしいです。「アカウントが三つある奴」ってなんか受けてしまいました。はい、僕も三つあります。

テクマ!:
ありがとうございます。2曲目以後の流れの世界で今回はやろうと決めていたのですが、「1曲目はキャッチーなものがないといかん!」という歌謡曲魂もあるので、製作の最後の段階で作りました。ある日、友人のGALBITCHというDJに『Black Devil Disco Club』、すっごいテクマ!さんにお薦めです。」と言われて聴いてみたら、ニューロマンティックの現代への適応のさせ方が素晴らしくて、このサウンドに影響を受けて作ったところも多大にあります。

で、今回、歌詞でわりと世間をDisってるんですよね。「言いたいはことたくさんある!それを言わないとロックじゃない!」という気持ちが昔からあるのですが、不満とかっていうのはネットの世界に載ると悪い連鎖しかしないので、歌詞という形でより明確に表現しようと最近は思っているんです。主にmixiでなんですけど、イヤな目にあうことが何度かありまして、まぁ、Twitterもなんですけど、「仕事の都合ではなく、スパイしたりノーダメージで人を攻撃するためにアカウント複数持つってテがあるのねー。」と呆れたことをこの曲では言っておきたかったところがあります。

Black Devil Disco Club (YouTube)
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