1.手持ちのカーテンが長すぎる場合
■裾上げテープ
裾上げテープ。アイロンがけで簡単にサイズを変えられる
お裁縫が得意なら、裾を切って縫い直せばいいだけのことですが、それができたらとっくにやっていますよね。ミシンも、時間も、技術もない場合は、「カーテン裾上げテープ」を使いましょう。適当な寸法で裾を折り返し、テープを当ててアイロンをかけるだけ。接着効果により、あっという間に裾上げが完了します。ホームセンターのカーテン売り場、100円ショップなどで探してください。
■安全ピン
安全ピンがたくさんあったら、同様に適当な寸法で折り返した裾を、10cm間隔くらいで留めていくのでもOK。ここでも、裾の折り目をきちんとアイロンがけすること。いずれにしても、あまりに長すぎる場合、裾が分厚く重い感じになってしまうので、将来再び長いサイズで使うのでなければ、カットしてから上げをする方がベターです。
2.手持ちのカーテンが短すぎる場合
窓のサイズに合う布を探そう。シーツやマルチクロスでもOK
短いカーテンに布を継ぎ足しても、長さはよくても見た目はさらに雑然としてしまいます。そのカーテンが、将来的にも使いたい・使えるものであれば、はずして大切にとっておき、ここでは、カーテンの代わりになるものを吊るすことにしましょう。
手持ちのシーツやテーブルクロスなどで、窓の高さ・幅に合うものがあれば、それをカーテンにします。フリーマーケットやリサイクルショップで探せば、安価に手に入ります。また、生地店で気に入った布を購入してもよいでしょう。
カーテン用クリップ。S字フックや結束バンド+洗濯ばさみでも代用可
これらの布を、本格的にカーテンに仕立てるのは大変です。ここでは、やはりホームセンターや100円ショップで手に入るカーテン用のクリップを使い、生地をはさむだけでカーテンにしてしまいます。本物のカーテンのようなドレープはとれませんが、閉じたときフラットな印象で、意外に部屋をスッキリ見せてくれます。
応急処置でもOK。居心地のいい部屋づくりを
カーテンをフックごとはずし、ランナー穴にクリップの金具を通して布をはさむ
疲れた心と体を休める大切な自分の部屋。短い間であっても、不満な点に目をつぶらず、なるべくお金や手間をかけずに、快適に整えていきたいですね。