都心の一戸建て
光に寄り添うダイニング
周りが高い建物で囲まれているため、3階のリビングダイニングでも直射日光が入ってくるのは、お昼過ぎのわずか1時間だけ。ですので、天空光や隣家の壁からの反射光を効果的に取り入れる工夫をしています。リビングダイニングの中でも一番明るいスペース。天窓が西側にあるため、夏場は暑さを軽減するためのシェードも用意。右は夜のダイニング。全般拡散のペンダントから柔らかい光に包まれるのもいい
光が入りにくい部屋というのは、概して白っぽい色で計画しがちですが、こちらは白い色をほとんど使っていません。『光が少ない部屋の白はグレーに見える』だそう。木部は本来の色を生かし、壁の漆喰は黄色がかったアイボリーに、ファブリック類にはグレイッシュな色にという風に、色味を感じるものを採用しているそうです。
このダイニングテーブルは、チーク材を使ってオーダー。動線を考慮して台形です。ダイニングの椅子はダニエルのERCOL(アーコール)のもの。アッシュ材の質感が活きているシェーカースタイルの椅子で、テーブルと良く合っています。
キッチンもチーク材を使った仕上げ。従来であればステンレスが見えるレンジフードもチーク材で覆っている
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