路地の奥の白い箱
1. 正面の狭い路地から見た外観。敷地の間口は7m、奥行きは11m。手前のシンボルツリーはシマトネリコ。 2. 枕木が敷かれた庭の奥は1階のアトリエの入口。 3. 上階の玄関。奥にサイクリング用のワードローブが見える。 4. 玄関ホールには金子夫妻の自転車が並ぶ。 |
工事には人力による運搬が可能で、しかも搬入する資材をできるだけ少なくする必要がありました。そこで金子さんが出した解答が、構造材のパネル化でした。幅19mm、奥行き65mmの無垢の鉄骨柱に、2.3mmの鉄板を溶接して座屈兼ブレースとしてパネル化した、人力でも建て方ができる特殊なものです。外壁は軽量で断熱性・耐火性に優れたイソバンドとしたことで、内装の内張りを省くことができました。
◆建築家プロフィールと建築データ